住宅購入に踏み切れない… 住宅購入時の不安解消のポイントを教えます!

2022.04.28 13

「マイホームが欲しい!」という憧れがありつつも、「実際にきちんと返済できるのか心配」「住宅ローンの審査に通らなかったらどうしよう…」といった悩みは尽きないものですよね。マイホームは一生に一度あるかないかの大きな買い物です。思い立ってもなかなか購入に踏み切れないという気持ちは、十分理解できます。そこでこの記事では、マイホーム購入にもう一歩踏み出せない方へ向けて、どうすれば不安が解消できるのか対処方法を紹介します。

01住宅は人生の中で最も大きな買い物、慎重になって当然!

マイホーム購入は、人生の中で最も大きな買い物です。何千万円という支払いは、多くの人にとって初めての経験でしょう。特に資金面での不安は解消しづらく、返済まで数十年かかることを考えれば、慎重になるのは当然といえます。

資金面以外でも、「買った家の資産価値が落ちたらどうしよう」「もっといい物件が出てくるかも…」といった不安は尽きません。購入希望者の世帯構成、年齢、収入などによって悩みや不安が異なることも問題を複雑にします。

そこでここからは、マイホーム購入に関する「お悩み事例」をいくつか紹介しつつ、典型的なお悩みポイントとその解消策について解説します。ご自身の悩みに当てはまるところがあれば、ぜひ参考にしてください。

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02住宅購入に踏み切れない人が悩むポイントとアドバイス

マイホームを持つという憧れがある一方で、購入後のことを考えると不安になってしまい、なかなか前へ進めないという人は多くいます。では具体的にどんな不安を抱きやすいのか、5つの「お悩み」を例に挙げてみました。

お悩み1:「持ち家」か「賃貸」か、どちらがお得?

賃貸の家賃を払い続けるなら持ち家を買った方が得なのか、それとも住み替えしやすい賃貸物件の方が気楽なのか…。持ち家と賃貸、どちらがいいのか分からない

「持ち家」と「賃貸」を比較した場合、購入時に発生する諸費用などが必要な「持ち家」よりも、「賃貸」の方が初期費用はかかりません。ただし50年、60年という長期間のスパンで比較すると、個々の事例によって違いは多少あるものの、同じような条件、スペックの家ではそれほどトータル費用の差はないといわれています。

そこで両者を比較するときに注目したいのは、持ち家は自分の「資産」であるという点です。持ち家の場合、ローン返済中であっても家そのものは自分の「資産」ですから、ライフスタイルに合わせてリフォームしたりタイミングを見て売却したりと自由に使うことができます。

一方、賃貸の場合、家は他人の資産ですので、住み続ける限りは家賃を払い続けなければなりません。もちろん、家の所有権は大家さんにあるので、大家さんと相談することなしに勝手にリフォームすることもできません。

もう1つ注目しておきたい点が、「団体信用生命保険(団信)」への加入の有無です。通常、住宅ローンを組むときには「団信」に加入します。団信とは、万が一契約者が事故や病気になった場合に、住宅ローン残債を契約者の生命保険から全額弁済する仕組みの保険です。

団信に加入しておくと、万が一住宅ローンの契約者に何かあっても、マイホームを資産として家族に残せます。ところが賃貸物件の場合、このような仕組みはありません。世帯主に万が一のことがあった場合、残された家族が家賃を支払い続けることになります。

このように、「持ち家」と「賃貸」を比較する際はトータルコストの差ではなく、持ち家は将来的に資産になるという点に注目して検討してみましょう。小さいお子さんがいる、年金生活になったら住居費を抑えたいなど将来的な視点で考えた場合は、資産になる持ち家の方がメリットは大きいかもしれません。

お悩み2:今後、より良い条件の物件が見つかるかも…

マイホームへの理想が高すぎて、もう少し待てばもっと良い物件に出会えるかもしれないと思い、購入できずにいる

人生で最も高額な買い物ともいえるマイホームですから、失敗しないことはもちろん、「最高の買い物だった」と満足のいくものにしたいですよね。ただしあまりに思いが強すぎると、マイホームへの期待や理想が高くなりすぎてしまい、予算的にも身動きが取れなくなる人も多くいます。

1つアドバイスをするならば、「マイホームにあまり完璧を求めすぎないこと」が重要です。例えば理想的な立地を見つけたとしても人気エリアはどうしても高額となるため、予算オーバーになりやすいもの。自分たちの希望通りの土地が、売り出されていることも滅多にないといえます。

さらに注文住宅のように、間取りや外観デザイン、内装、設備にこだわってしまうと、あっという間に予算オーバーになってしまいます。マイホーム購入を検討するときは「100%の理想通りの家には出会えないもの」ということをあらかじめ理解し、上手に妥協点を見つけながら家選びをすることが大切です。マイホームに求める「希望条件」をリストアップし、優先順位をつけておくといいでしょう。「ここだけは譲れない」という点から優先順位を明確にすることで、結果的に購入後の満足度も上がるはずです。

お悩み3:今後数十年もローンをきちんと払っていけるの?

子どもの教育費や老後資金も貯めなければいけないのに、何十年も住宅ローンを支払っていけるのか不安で仕方ない

住宅ローンの支払いの不安は、マイホームを購入するうえで避けられない問題です。不安の原因は、ローン返済の具体性が見えないところにあります。資金面での不安は、あらかじめ具体的な数字で綿密にシミュレーションしてみることで解消できるはずです。

一般的な目安としては、毎月の返済額は手取り月収の20~25%以内です。この範囲に返済額が収まっていれば、生活するうえでも無理のない返済額だと判断できます。例えば世帯収入が月収40万円なら、8万~10万円以内です。

シミュレーションの際に注意すべき点として、月々の住居費用はローンの返済額だけでないという点に注意しましょう。例えばマンションの場合、ローンの返済費以外に毎月の「管理費」や「修繕積立費」、「駐車場代」などが別途必要です。戸建てであっても「地震保険」や「火災保険」、さらには将来のリフォーム費用やメンテナンス費用も準備しておく必要があるでしょう。目先の住宅価格だけではなく、維持費や保険料も含めて具体的な返済計画を立てることが大切です。

お悩み4:購入後にせっかくのマイホームの資産価値が減ってしまうのでは…

将来的には売却も視野に入れているが、購入後に資産価値が落ちてしまったら…と思うと怖くて買えない

子どもの成長や老後の暮らしを見越して、マイホーム購入前に「買い替え」を予定するケースも多いでしょう。「買い替え」を予定する場合、マイホームの資産価値ができるだけ下落しない物件を選ぶ必要があります。最重要視すべき点は、「マイホームの立地」です。

マンションであれ戸建てであれ、築年数が経つにつれて資産価値の低下は避けられません。しかし、資産価値が下がりにくいという物件は確実に存在します。例えば駅近の分譲マンションが代表的です。需要が安定しているため、築年数が古くても資産価値が下がりにくい傾向にあります。

特に最寄り駅から徒歩10分以内で、かつ生活便利施設が周囲に充実している立地にある住宅は、購入した額よりも高額で売却できる可能性すらあります。駅近以外にも、将来的に再開発が期待されているエリアは狙い目といえるでしょう。立地条件を最優先にするとマイホーム資金は高くなりがちですが、売却を視野に入れるなら必須条件です。

お悩み5:生活環境の変化に対応できるだろうか

マイホーム購入後に、転勤があったらどうしよう…と思うと購入すべきか悩む

子供の成長を見越してマイホームを購入する事例は、転勤族の人にも増えています。新型コロナウイルスの感染拡大によって法人の引越しが激減していることや、リモートワークの普及などで自宅時間が増えていることも影響しているようです。

しかし実際問題として、マイホーム購入のタイミング選びは非常に難しいところです。タイミング悪く「マイホームを買った直後に転勤辞令が出た」といった話もよく耳にします。もしマイホームを買った時点で転勤が決まった場合、主に3つの選択肢があります。

  • 単身赴任して、家族は住み続ける
  • 賃貸に出して、転勤先に家族全員帯同する
  • 購入した物件を売却する

この3つのうちどれを選択するか、あらかじめ決めておくといいでしょう。1の単身赴任を選ぶ方が多いですが、2や3のパターンを想定するなら、借り手がつきそうな好立地の物件を選ぶことが不可欠です。ちなみに駅近なら「戸建て」より「マンション」の方が、「注文住宅」より「建売住宅」の方が買い手はつきやすい傾向があります。

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03悩んでしまったときにこそ考えたい3つのポイント

マイホーム購入についてあれこれ悩み始めると、なかなか決断できなくなるケースも多くあります。そんなときは一度原点に立ち戻って、マイホームを購入についてイメージし直すことが大事です。その際に考えたい3つのポイントについて紹介します。

ポイント1:なぜ住宅を購入しようと思ったのか、改めて振り返る

まずは初心に立ち戻って「なぜ家を購入しようと思ったのか」、改めて自分に問いかけてみましょう。自分たちや子供の将来のこと、資産として家を手に入れたいかどうかなど、冷静に見つめ直すことで忘れていた理由を思い出せるかもしれません。

例えば先ほど紹介したように「賃貸で一生涯家賃を払うより、資産として残したい」といった理由であったり、「住宅ローンの金利が安く、住宅ローン控除がある今が買い時だと思った」という動機だったり。最初のきっかけとなった理由が、マイホーム購入の大きな目的だった可能性があります。

最終目的をベースに目標や悩みなどをノートに書き出して「見える化」しておくと、自分の思考が把握しやすくなるでしょう。優先順位も付けやすくなるので、1つずつ新たな課題や問題点をクリアできるはずです。

ポイント2:実際に現地を訪れて生活のイメージを持つ

欲しい物件に出会えたものの、購入すべきか迷いが生じた場合は、何度も現地に出向いてみましょう。マイホーム選びではイメージと現実のギャップが生じやすいので、立地環境を含めてできるだけ実物を見ながら計画を進めることが成功の秘訣です。購入後の生活についてもイメージしやすくなるので、モチベーション維持にもつながるでしょう。

建売住宅のように完成済の新築物件なら、納得いくまで内覧させてもらってください。中古物件の場合でも、人が住んでいないなら何回か内覧させてもらえるはずです。

ポイント3:返済計画など、お金の管理を見直そう

資金面の不安がある場合は、住宅ローンの支払いを含めたお金の支出状況について、一度具体的にシミュレーションしてみることが大切です。手取り額を元に全ての生活費を計算してもみると、月々いくらまでなら返済できるといった予測が立てられるはずです。

返済額の見込みから逆算して、購入予算の範囲をある程度絞り込むのも1つの方法です。例えば、あと月2万円捻出できたら予算4000万円のマイホームが買える、といった具体的な数字を出してみましょう。月々の負担額や完済時のタイミングがわかると、ライフプランについての見通しも立てやすくなります。

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04それでも不安なときはプロに相談してみよう

悩み過ぎて1人で解決できないときは、住宅売買のプロである不動産会社に相談してみましょう。立地や間取り選び、予算の問題など、自分の知らない情報がたくさん得られます。またお金についての不安があれば、FPや取引のある金融機関に相談するのがおすすめです。

住宅ローンに関してはどの金融機関にも専門の窓口があるので、分からないことも丁寧に教えてくれます。プロに相談する際は、「自分が何を悩んでいるのか」を整理した状態にしておくと、何を聞くべきかが明確になるので不安要素の解消につながります。

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05マイホームは高額な買い物!不安になるのは仕方ない!

マイホームは人生で一番高額な買い物ですから、不安になって購入をためらうことはある程度仕方がないことです。とはいえいつまでも不安を抱えていても、行動に移さなければなかなか前へ進めません。 不安解消のポイントは、いかに具体的に問題点を洗い出すかという点にあります。

特に悩みの大部分を占めるお金の問題については、「どのくらいの家が買えるのか」「銀行からどのくらい借り入れできるのか」といった具体的な金額を算出してみることから始めましょう。気になる人は当サイト内にあるシミュレーションツールを使って試算してみてください。自分が想像していた以上の予算を組めることがわかるかもしれません。

悩んでいるなら、まず行動を!後悔のないマイホーム購入を実現してください。

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新井智美

監修:新井智美

CFP(R)認定者・一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)・DC(確定拠出年金)プランナー・住宅ローンアドバイザー・証券外務員

プロフィール

トータルマネーコンサルタントとして個人向け相談の他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師を行う傍ら、年間100件以上の執筆・監修業務を手掛けている。

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