憧れの一戸建ての購入だったのに後悔?失敗体験談をまとめてみた

2021.01.29 9

憧れの一戸建てのマイホームを買ってすべてが大満足!…といきたいところですが、いざ住み始めてみると「こうすべきだった…」「ああすべきだった…」という細かな反省点や失敗点が見えてくるものです。今回は一戸建てのマイホームを買って失敗しがちな事例を紹介しつつ、失敗しないための対処法についても解説します。

01マイホームの購入で後悔したことのある人はどのくらいいる?

国土交通省が2015年に実施した「住生活に関する意識調査」によると、住宅の種類に関わらず、現在住んでいる家の広さ・間取りに対して満足している人は約60%で、そのうち持家(新築・一戸建て)においては、約20%の人が「やや不満」「非常に不満」といった結果に。さらに持家(新築・一戸建て)では収納スペースに対して60%、騒音に対する遮音性に対して39%が満足していないという結果でした。住宅において「狭さ」「間取り」「収納の少なさ」「遮音性」といった点は、実際住んでからわかることが多く、不満が生じやすい点です。

しかし、マイホームの購入者が後悔しがちな点は「資金面」と「ライフプランの変化への対応」です。この2つの問題の方が深刻度を増します。もう1つの調査結果を見てみましょう。


02一戸建て購入者はどんな点を後悔している? 

大手住宅リフォーム会社「住環境ジャパン」が実施した調査「住宅購入前後のギャップとエピソード」によると、住宅購入者が住む前の理想に反して、失敗してしまったと感じている理由の1位は「予算オーバー」でした。そこで、次にマイホーム購入で特に深刻度の高い失敗事例をいくつか取り上げてみましょう。

住宅ローンの返済で生活が苦しくなった

住宅購入の失敗事例で、多い理由の一つが「予算オーバー」です。特に注文住宅は、自分たちの理想の住宅を作るために、どんどん予算が膨らみがちになるのが難点です。結果的に、「月々のローン支払が予想以上にきつい…」という人は多いでしょう。ローンの借り入れ前は「月に1万円くらいの負担増なら、何とかなるだろう」と思って予算を増やしたとしても、実際月1万円の負担増は想像以上に重いものです。

さらに、ボーナス返済の割合を増やしすぎて、失敗することもよくあるパターンです。ボーナスは景気や会社の経営状況によって支給額が変動しやすいので、ボーナス返済額をあてにして資金計画を立てると失敗しがちです。

そして見落としがちなのが、「税負担」です。毎年の固定資産税、都市計画税の支払いは新築住宅では、当初3年間は税負担が2分の1となる軽減措置が適用されます。しかしそれ以降は軽減措置の適用が外れるので、支払う税額が倍になり、想像以上に負担が大きくなるでしょう。特に人気のエリアに一戸建てを建ててしまうと、「想像以上に税金が高くて家計がキツイ」ということは、住宅購入者によくある事例です。

後悔しないための対策

住宅購入の予算オーバーで悩まないためのポイントは以下のような点です。

  • 住宅ローンは基本的に、余裕を持った資金計画を立てる
  • 希望的観測を入れずに、月々支払える返済額を元に借入額や返済期間を計算する
  • 金利は金利の「低さ」だけでなく、固定型金利か変動型金利かなど自分に合った金利タイプを選ぶ
  • 将来的にボーナスの支給額が少なくなる、子育てや介護などで共働きができなくなるといった「不測の事態」も想定しておく

資金計画で失敗しないキーワードは「無理をしないこと」、そして「長期的に計画を立てること」です。将来的に子どもができたり、転職や失業する可能性であったりと、ライフプランが変化することは誰にでもありえます。「理想」と「予算」のバランスを取ることが、何よりも重要です。

隣の住民と騒音トラブルになっている

一戸建てのマイホーム購入に限った話ではありませんが、隣の住民や近所と騒音トラブルになってしまうと、精神的にも追い込まれてしまいます。音楽だけでなく、子どもの声なども非常に多い騒音トラブルです。またこのような近隣トラブルは騒音だけでなく、ペットによる糞尿、たばこや煙によるもの、近所に飲食店があるとニオイ問題に悩まされるという事例もあります。近隣トラブルはいざ住み始めてみないとわからないことが多いので、100%予防することは難しいという点が実に厄介です。

後悔しないための対策

特に多い「騒音トラブル」を予防するために、代表的な対策方法を挙げておきましょう。

  • 自分が騒音と意識していない音がトラブルになる可能性を考えておく
  • 子どもの声や掃除機の音などがトラブルにつながる可能性も考えておく
  • 楽器を弾く人や音楽を本格的に楽しむ人は、建築時に防音対策を講じておく
  • 音漏れの原因となるのは「窓」なので、窓関連の防音対策を重点的に行う
  • できる範囲で、住宅建築予定地の周辺エリアを徹底的にリサーチしておく

マイホームでの騒音対策でカギになるのは「窓」です。窓のある部屋とない部屋で、音の伝わり方は全く違います。例えば騒音の基準となる80dBの音が出るとしましょう。そのうち、窓のない部屋であれば約40dBに遮音(閑静な住宅街の音レベル)できるのに対し、窓が1枚ある部屋だと約60dBまでしか遮音できません。そのため、マイホームの間取りを決める時には「窓」の配置や形状についても、気を使う必要があります。窓は2重サッシにするだけでも、防音効果が期待できます。予算とのバランスを考えて、窓の形状についても検討しておくといいでしょう。

住宅購入後に離婚して財産分与で議論

マイホームは長期間、住宅ローンを支払うため、ライフプランの変化にも対応できるよう資金計画を立てることが重要です。ライフプランの変化といえば転勤や転職、子育て、介護などが思い浮かびますが、変化の1つに「離婚」も含まれます。離婚で揉めることは、なんといっても「財産分与」です。大きな財産であるマイホームは、大きなトラブルの元となりがちです。特に住宅ローンの支払いが残っている住宅に関しては、一方は「住み続けたい」、もう一方は「売却したい」と意見が割れてしまうと、話し合いが長引いてしまいます。

後悔しないための対策

  • 離婚を想定して家を購入することはないため、基本的に予防策はない
  • 揉めそうな場合は本人同士ではなく、弁護士などの専門家に早めに相談する
  • 離婚前にマイホームが共有名義になっている場合は、共有名義を解消してから離婚手続きに入る(売却時や相続時に面倒な手間やトラブルになることを避けるため)

マイホームは生活拠点でもあるため、離婚後は母子ともに持ち家で生活し、元夫が養育費の代わりに住宅ローンを返済するというパターンもあります。しかしこの場合でも、元夫の返済が滞るといったトラブルもないとはいえません。そのため、ローンの名義人を住み続ける妻に変更しておき、さらにローンの実質の支払いを妻が行うといった準備も必要になります。また、その際にはケースによっては、贈与税の問題が発生することも覚えておきましょう。

過疎化が進み、周辺から利便性の高い施設がなくなった

長く住み続けると、「周辺環境の変化」での失敗事例もあります。購入当初から10年、20年と経過すると、周囲の変化や開発などによって、利便性大きく変わってしまうケースも珍しいことではありません。特に今後は日本全体で住民の高齢化や過疎化が進むことが予想されているため、コンビニやドラッグストア、スーパーなどの生活に便利な施設が次々に閉店するケースは増加することも考えられます。

後悔しないための対策

  • 将来的に、生活に便利な施設が減りにくい駅近物件などのエリアを検討する
  • 駅や市街地エリアから多少遠くても気に入った物件を購入する場合は、将来的に住み替えも視野に入れた資金計画を立てておく

住環境の変化は利便性が低下するパターンだけでなく、静かな住環境に大型の商業施設ができる、周囲の空き地に大型マンションが建設されるといったケースもあります。また、子どもが独立して自分たちが老後を迎えた後、マイホームのある場所からだと病院や介護施設へ通いにくい、という問題が起こることも考えられるでしょう。

そのため、先述したように「住み替えも視野に入れた資金計画」も念頭に置いておくと、ライフプランや周辺環境の変化にも対応しやすくなります。

03確実性のある資金計画がマイホーム購入の成功のカギ!

今回は、マイホーム購入者が後悔しがちのポイントをさまざまな角度で紹介しました。やはりマイホーム購入では「予算オーバー」「住宅ローンの負担」など、「お金」に関する問題が大きいといえます。そのため実現性と確実性のある資金計画を立てられるかが、マイホーム購入の成功のカギとなります。

マイホーム購入の検討中で、今の家賃と同じ支払いで家が買えるのか知りたいという方は、サイト内の「借入可能額シミュレーション」を、自分にとって適切な予算を知りたいという方は「住宅購入予算シミュレーション」を試してみてください。マイホーム購入をより現実のものとして実感できるようになるはずです。

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