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いつかはみんな
この家から
出ていって
しまうから。

いつかはみんなこの家から出ていってしまうから。

「機構住みかえ支援ローン」と
は?
住みかえ先住宅の購入費用
の融資が
受けられる!

新井智美

トータルマネーコンサルタント/
CFP/1級ファイナンシャルプランニング技能士

適用される住宅の条件や、メリット・デメリットなどについて解説します。

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住みかえを
応援してくれる
住宅ローン?

住みかえを応援してくれる住宅ローン?

機構住みかえ支援ローンとは?

今の住宅を貸し出し、得られた賃料を収入として新しい住まいを取得することができるローン

機構住みかえ支援ローンとは、一般財団法人高齢者住宅財団による保証を活用して、住宅借上事業を実施している法人※がお客さまの現在所有している住宅(従前居住住宅)を借り上げることを前提に、新たにお客さまご自身がお住まいになる住宅(住みかえ先住宅)を取得するための最長35年の全期間固定金利住宅ローンです。

※ 一般社団法人移住・住みかえ支援機構(以下
「JTI」といいます。)です。

機構住み替え支援ローンの仕組み

機構住み替え支援ローンの仕組み

一般社団法人 移住・住みかえ支援機構(JTI)とは、移住・住み替えを希望しているシニア(50歳以上)のマイホームを借上げ、それを主として子育て世帯を中心に転貸し運用する非営利法人のことを言います。

住んでいた住宅を貸出す際、契約や賃料などすべて担ってくれるマイホーム借上げ制度

機構住みかえ支援ローンは、お客さまがJTIのマイホーム借上げ制度のご利用を前提とした住宅ローンになります。

機構住みかえ支援ローン

マイホーム借上げ制度とは、JTIが提供している50歳以上の方が所有するマイホームを終身にわたって借り上げ・転貸し、安定した賃料収入を保証する制度です。老後に安定した収入を得ることができるというメリットがあります。

マイホーム借上げ制度の仕組み

マイホーム借上げ制度の仕組み

住みかえ支援
制度のメリット、
教えて!

住みかえ支援制度のメリット、教えて!

メリットは?

空き家でも最低賃料が保証される!

    マイホーム借上げ制度のお申し込み後、1人目の入居者が決定すればそれ以降空き室が発生したとしても最低賃料が保証されます。(家賃のうち、毎月受け取れる金額は85%です。賃料の5%は協賛事業者に支払い、残りの10%は、空室時でも家賃をお支払いするための保証準備積立と、機構の運営費にあてられます)つまり、終身にわたって借り上げできるため、安定した賃料収入が見込めるのです。また、このJTIの事業は万が一の事態が発生したとしても国の基金が用意されているため安心して利用することができます。

3年以上の期間を設定した定期借家契約で再びマイホームに戻ることも可能!

マイホーム借上げ制度は3年以上の期間を設定した契約が終了する「定期借家契約」を活用しています。そのため、賃借者が居座ったり、立ち退き料を請求されたりする心配がありません。また、定期借家契約が終了した後に再びマイホームに戻ったり、売却したりすることも可能です。

トラブルに関しては、賃貸者に変わってJTIが対応

JTIが責任を持って転貸するため、賃借者と直接関わることがありません。家賃の未払いといったトラブルに関しては、賃貸者に変わってJTIが対応してくれます。

私たちも
使える?
条件があったら
教えて!

私たちも使える?条件があったら教えて!

利用条件とは?

マイホーム借上げ制度を契約していることが前提条件

JTIのマイホーム借上げ制度を利用できる方が前提ですが、その他にも以下の要件を満たす必要があります。

年齢の条件

50歳未満の方は家の条件に加え、以下のいずれかに該当する場合、どなたでもご利用いただけます。

  • 「かせるストック」の認定を受けている住宅をお持ちの方
  • 相続した空き家をお持ちの方
  • 生前贈与した家をお持ちの方
  • 急な減収で住宅ローンの返済が厳しくなっている方
  • 定期借地の家をお持ちの方
  • 海外に転勤が決まった方
  • 起業支援金・移住支援金を受け取られる予定の方

※ JTIの「かせるストック証明書(移住・住みかえ支援適合住宅証明書)」とは、皆さまの家がいつでも、JTIのマイホーム借上げ制度を使って貸せることを証明するものです。

家の条件

以下のいずれかに該当する場合、どなたでもご利用いただけます。

  • オーナーさまが単独所有、または共同所有する、日本国内にある住宅※1
  • 建物診断が実施※2されている住宅
  • 建物診断の結果、必要な場合は工事※3が行われている住宅
  • 居住用の住宅

※ 1: 一戸建て、共同建て(タウンハウスなど)、マンション等

※ 2: 耐震・劣化診断。1981年6月に建築されたことの確認できる家については、建物診断は不要です。

※ 3: 補強・改修工事

その他、制度の詳しい内容や条件に関しましては下記サイトをご確認ください。

住みかえ支援
制度の使い方、
教えて!

住みかえ支援制度の使い方、教えて!

利用方法は?

利用申込は機構住みかえ支援ローンの取扱金融機関に!

利用するためには、機構住みかえ支援ローンの取扱金融機関にお申込みください。

機構住みかえ支援ローンの取扱金融機関は下記サイトをご確認ください。

利用手続きの手順

具体的な手続きの流れはどのようになっているのでしょうか?

  • ローン利用者の手続き
  • 住宅事業者の手続き

住宅を建設する場合の手続きの流れ

    • JTIへの事前相談
    • 参考:一般社団法人移住・住みかえ支援機構(JTI)
    • JTIへのマイホーム借上制度のお申込み
    • 設備などの建物診断の実施
    • ・住宅ローンの申込
    • ・ハウジングライフプランナーによる確認事項の
      説明
    • 審査結果のお知らせ
    • ・検査機関に設計検査の
      申請
    • ・検査後、合格の通知の
      受け取り
    • ・着工
    • ・工事の途中で検査機関に
      中間現場検査の申請
    • (共同建ての場合手続不要)
    • ・竣工
    • ・竣工後、検査機関に竣工
      現場検査の申請
    • ・合格すると適合証明書が
      交付
    • ・JTIから借上条件の記載された
      承諾通知書受領
    • ・賃貸契約成立
    • ・住宅ローンご契約
    • ・資金のお受取り
    • 入居

金融機関担当者に相談し、書類の不備がないようにしながら、手続きを進めていきましょう。

「機構住みかえ支援ローン」とは?住みかえ先住宅の購入費用の融資が受けられる!

まとめ

  • 住宅を貸し出すことにより得られる賃料を収入として、住みかえ先住宅のローン返済に充てられる
  • マイホーム借上げ制度を使って、安定した収入が保証される
  • 空き室になっても国の基金で最低賃料が保証される
  • トラブルがあってもJTIが代わりに対応してくれる

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