マンション購入で気を付けたい、よくある失敗談7選

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マイホームとしてマンションを購入することは、人生でも一度あるかないかの大きな買い物です。マイホームは生活のベースですから、購入するときには住環境や住宅ローンの返済計画において、できるだけ万全を期す必要があるでしょう。そこで今回は、「失敗したくない」マンション購入に関して、よくある失敗談のパターンから注意すべきポイントを紹介していきます。

01マンション購入でよくある失敗談とは?

マンションは居住者同士のコミュニティが形成されやすく、セキュリティー面や暮らしの利便性が高いなどメリットが多いもの。そのため幅広い世代から人気の物件です。ではマンション購入の場合、一般的にどんな失敗談が多いのでしょうか?またその対策についても見ていきましょう。

失敗談その1:マンション内の人間関係が悪化

今回のケースは、まだ就学前の子どもがいる30代の夫婦です。都心からほど近いタワーマンションの中層階を、35年の住宅ローンで購入しました。間取りや立地、マンションの内装が気に入り、夫婦ともども納得の買い物でした。しかしいざ生活を始めると、厄介な現実に直面することになります。

購入したタワーマンションは45階建ての高層マンションで、この夫婦と同じようにファミリー世帯が多く入居しています。当然、小さい子どものいる家庭同士、特にママ友同士の付き合いは必須。その上ここにも、タワーマンション特有の問題点があったのです。それは「階層格差」です。

例えば同じ間取り、平米数でも最上階は2億円以上、それに対して中層階以下だと 4000万円前後の価格なので、同じマンションに住んでいても経済的、社会的な格差というものが必然的に存在します。

中には上層階のママ友による露骨な差別や、いじめのようなものがあったという噂も。上層階のママ友にエレベータや共用部分で顔を合わせるたび気を遣い、気まずい雰囲気の中で過ごすことになりました。さらに上層階には深夜問わず多くの人が出入りする部屋もあり、これからも子育てが続くこの夫婦は、タワーマンション暮らしに不安を感じるようになったのです。

対策

タワーマンションは総戸数も多く、さまざまな生活スタイルの人々が同じ建物で暮らしているため、価値観の相違が生じやすい不動産物件です。そのため立地やマンションの内装だけでなく、どのような人が入居しているのかチェックしましょう。例えばマンションの階層ごとの売り出し金額の確認できるなら、不動産会社にどのような年齢層の方が主に購入されているのかも聞いておきましょう。

子育て世帯が多いと、子どもが小さいうちは同じマンション内のママ友との交流は避けられません。しかし子どもがある程度大きくなると、ご近所付き合いは限られてきます。従ってマンションにファミリー世帯はどのくらい入居しているのか、さらに子どもの年齢層についても確認しておくとよいでしょう。

また入居時には上下、両隣のお宅にしっかりと挨拶をして良好な関係性を構築しておくといった、ごく常識的なことも非常に大事になります。

失敗談その2:上下階の騒音問題

就学前の子どもがいる20代の夫婦のケースです。夫の通勤圏を考えて、都心からは30分圏内の北関東エリアでマンションを購入しました。住環境や間取りなどで満足のいくマンションだったのですが、入居から2年ほどで子どもが3歳になり部屋中を走り回るようになると、下層階から騒音クレームが入ってしまいました。

ちょうど真下に住んでいたのは70代の老夫婦。日中も在宅のことが多く、昼間に子どもの走り回る音に敏感なようでした。それ以後、子どもが騒ぐたびに叱りつけたり、子どもが泣いたり騒いだりしないように気を遣う毎日。気が滅入る日々が、続いているとのことです。

対策

マンションでのご近所トラブルで、最も多いのが騒音です。このケースのように、子どもが出す音はもちろん、楽器やペットの鳴き声による音のトラブルは非常に深刻な問題へと発展するケースが多くあります。

対策としてはマンションの内見や下見の際に、管理掲示板等で騒音トラブルについての記載がないかを確認しましょう。真下の入居者に限らず、音に敏感な入居者は存在します。逆に騒音を出している部屋の存在が、分かるかもしれません。

マンション販売において、不動産会社の担当者から教えてくれることは滅多にありません。しかし騒音トラブルがないか、こちらが念を押して伝えておくと教えてくれる場合があります。また上下や隣にどのような世帯が住んでいるのかも、しっかりリサーチしておきましょう。

そして防音マットを敷く、遮音カーテンを使うなど、できる限りの対策をすることも重要です。楽器を持ち込む場合は、あらかじめ管理会社に確認を。場合によっては、組み立て式の簡易防音室を導入するなどの対策も必要になるでしょう。

失敗談その3:管理会社とのトラブル

今回のケースは40代の夫婦の事例です。この夫婦は数年前にマンションを購入して住み続けています。しかし1~2年前から、上階のどこかの部屋から発せられる騒音に悩まされるようになりました。

マンションの構造上、直上の部屋からではないようで騒音の出所が特定できません。管理会社に問い合わせしたものの、「第三者から言われるといい顔をされない場合が多いので、当事者同士でお話しください」と言われ、全く動いてくれなかったのです。その後もしつこく管理会社にお願いしてみると、しぶしぶ対応してくれたのですが、「一応お話ししました」との報告だけ。どのように話したのか、上階のどこなのかといった情報は開示してくれなかったとのことです。

対策

近隣トラブルがあった場合、直接相手と交渉することは相当な負担がかかります。そこで管理会社が、きちんと対応してくれるのかがカギとなるのです。管理会社の管理の質は、会社によってまちまち。管理会社がきちんと機能しているかどうかは、マンション内の共用部分の状況や掲示板の内容、周辺環境がしっかり管理されているかで、ある程度見極めることができます。

またマンション購入の際は、担当している管理会社がどこなのかリサーチしておきましょう。悪評が多ければ、口コミなどでいろいろな情報が出てくるでしょう。

さらに言えば、これまで管理会社の変更を行った実績があるかどうかを知っておくことも重要です。管理会社の変更については大変な手間がかかります。そのような実績があれば、今後管理会社を変更する事態になっても安心できるでしょう。

失敗談その4:再開発による周辺環境の変化

30代の夫婦で子どもがちょうど小学生になったタイミングに、比較的閑静なエリアのマンションを購入したケースです。この夫婦の失敗は、購入後の周辺環境の変化です。購入したマンションは再開発エリアにあったため、入居後次々に大きなマンションが周辺に建ち並ぶようになりました。

そのため購入当時と比べると、最寄り駅や幹線道路などが予想以上に混雑してしまったとのこと。その上、駅からのアクセスを重視するあまり、スーパーや病院などの生活利便施設からの距離が遠い点にも後から気づいたそうです。

対策

この事例に限らず、いざ住み始めてみると「周辺環境が想像していたものと違った…」と後悔する人は多くいます。内見や下見を土日ばかりに設定していたせいで、平日と土日での人の流れの違いに気づかなかったケースも多いようです。

新しく建設されるマンションは再開発エリアにある場合が多く、周囲の環境が住み始めた時期から数年でガラリと変わることも珍しくありません。マンション周囲に大規模なさら地がある場合は、不動産会社の担当者に「何か建設される予定なのか」といった情報を事前に確認しておきましょう。また現地確認や下見は、土日と平日、昼と夜、さらには天候の違う日に行うなど、さまざまな角度から行っておいた方がよいでしょう。

失敗談その5:収納が少ない間取りとベランダの向き

30代の一人暮らしの女性で、デザイナーズマンションを購入した事例です。この方は内装のデザイン重視で購入を決めたのですが、仕事の都合もあり昼間に内覧ができませんでした。ところが、このことが盲点となってしまいます。いざ住んでみると、想像以上に日当たりが悪い部屋だったのです。冬場、ベランダに洗濯物を干しても、なかなか乾いていないこともしばしば。

また部屋の空間スペースを広く見せる間取り自体は気に入っていたのですが、これも実際に住んでみると収納スペースの少なさに対して不便を感じるようになったそう。住まいは見栄えだけでなく、実用の面からもしっかり検討するべきだったと後悔しています。

対策

間取りを気にされる方は多いのですが、意外と盲点となるのは「収納スペースの確保」と「ベランダの向き」です。収納スペースはある程度、間取りの中で確保されている物件の方が便利ですが、どんなインテリアを置く予定なのかと合わせて、両者のバランスを考慮して検討しましょう。

またベランダの向きは南向きが良いとされがちですが、洗濯物を干す時間帯によっても異なります(午後に干すなら西向きでも構わないなど)。日当たりや通気性は、実際に現地で確認して分かることが多いので、カタログに書いてある情報だけで購入を決めるのは早計といえるでしょう。

失敗談その6:ライフイベントの変化に対応できない

40代の夫婦で、10年前に大阪市内から電車で40分圏内のマンションを購入された事例です。マンション購入当時は子どもが生まれたばかりで、子どもの通学圏についてはあまり考えていませんでした。しかし子どもが中学、高校と進む際、通学圏内から学校を選ぶのに苦労することになったそうです。

また子どもの成長に合わせて、収納スペースが手狭になってきたのも悩みどころ。部屋中がモノだらけの状態で、住み心地が悪くなっていく一方です。さらにマンション敷地内に駐車場がないため、子どもの送迎で若干不便さを感じるようになりました。

対策

子どもの成長や予想外の転勤など、ライフイベントの変化によって住まいとなるマンションが不便になってしまうのはよくある事例です。対策として将来的な計画や家族構成などを考慮して、物件選びをすることに尽きるでしょう。

転勤の可能性が高い職業の場合は、マンションの買い替えを含めたお金のシミュレーションをしておくとよいでしょう。お金の計画書である「キャッシュフロー表」を作成すれば、将来のライフイベントにおいて資金が不足するのかどうか予測できます。

失敗談その7:収入合算による住宅ローンの支払いで毎月の返済がきつい

20代の共働き夫婦で、職場へのアクセスを考えて都心から近いエリアのマンションを思い切って購入したそうです。夫婦2人の収入合算で何とか住宅ローンを組めたのですが、その後、諸事情により妻が出産・育児に専念するため休職。次第にローン返済が苦しくなってしまいました。

また立地エリアは都心近郊の人気エリアだったこともあり、毎年支払う固定資産税の金額もばかになりません。毎月ローン返済の他に、修繕積立金やマンション管理費などの支出がかさみ、収入とのバランスを考えて、マンションを売って買い換えようかと検討されているそうです。

対策

住宅ローンの返済計画は、物件の選定と同じくらい慎重に計画しなければなりません。資金計画で失敗するパターンに多いのは「販売価格だけを見てしまうこと」と、「将来的な収入を希望的観測のみに頼ってしまうこと」の2つです。

まず「販売価格だけを見てしまう」人は、マンションには購入金額の他に、マンション管理費や修繕積立費、各種の保険、そして固定資産税などの費用がかかることへの認識が足りていない場合があります。こういった費用込みでマンションを購入しなければなりませんから、購入金額以外にどんな費用がかかるのかもしっかりシミュレーションしておく必要があります。

もう1つの「将来的な収入を希望的観測のみに頼ってしまうこと」に関しては、将来子どもにかかる教育費や育児中でも共働きが続けられるかなども、最初から考慮しておく必要があります。夫婦共働きであっても出産・育児が控えているなら、収入合算で住宅ローンを組まないようにする計画性も大事といえます。

失敗談その8:中古マンションの維持費が想定以上にかかる

40代の一人暮らし、男性の事例です。入念にいろいろな物件を吟味して、築10年の中古マンションを購入しました。中古マンションとして比較的築浅で状態も良く、満足のいく買い物だったのですが、盲点だったのは水回りです。

ある時、水道管が詰まってしまい、風呂場からの排水ができない状態になりました。管理会社に問い合わせたところ、配管が老朽化しているので取り替え工事が必要とのこと。問題の箇所は共用部分ではなかったため、入居早々、自費で取り替え工事をするはめになりました。

対策

中古マンションは建物内の設備が老朽化しており、後々修繕やリフォームが必要になるケースがあります。これは築年数だけでは予測できない部分です。特に水回りには、注意すべき箇所。水回りの設備の劣化は早く、10年前後でメンテナンスが必要になるケースが多いといえます。

マンションの構造や設備の問題は、生活の利便性や経済的な負担の面で大きく影響してくるところです。部屋の中はもちろん、共用部分となるエレベータの配置や動線、ゴミ出しスペースがどこかなども重要です。購入前にしっかり確認しておきましょう。

またマンションの場合、共用部分の修繕積立金として負担額が設定されているので、購入の際はマンション保険の保険料と補償範囲なども細かくチェックしておきましょう。

02マンション購入を失敗しない人の特徴

マンション購入で失敗してしまうのは、なんとしても避けたいところ。ただしきちんと要点を押さえた準備と対策をしておけば、マンション購入での失敗はほとんどを避けられるのも事実です。そこでここからは、マンション購入に失敗しない人が押さえている基本ポイントについて、いくつか挙げておきましょう。

下調べを念入りにする

マンション購入に失敗しない人に共通して言えることは、「下調べやリサーチに労力をかける」という点です。「エリアの選定」「物件のスペック」「立地エリア周辺の環境」は、特に念入りなリサーチが必要です。近年は洪水被害や地震被害も増えているので、ハザードマップで調べておくことも重要でしょう。物件の目星をつけたら、信頼できる不動産会社も慎重に選ばなければなりません。

下調べやリサーチのために、現地へ実際に足を運ぶ機会が多いのも、マンション購入に失敗しない人の共通点です。マンションをはじめ、不動産はチラシやネット上の情報では分からないことが多いもの。断片的な情報だけで判断しないよう、多角的に検討しましょう。

気になる箇所は書き出してリスト化する    

マンション購入で多くの人が直面する問題の1つに、「気にするべきことが多すぎて情報を整理できないこと」が挙げられます。マンションの購入自体が初めての人も多いでしょうし、「専門用語がたくさん出てきて、よく分からない」という人もいるでしょう。物件のスペック1つとっても水回り、収納、日当たり、設備状況、そして隣や上下に住んでいる人の属性、管理会社の質など、注意すべきことは山のようにあるはずです。

こうした注意点1つ1つを自分で何とかしようとすると頭がパンクしてしまうので、まずは自分にとって「ここは譲れない」という重要な点をリストアップしていきましょう。目に見える形でリストアップしていくと、頭の整理になります。

リストアップした項目のうち、自分では調べてもよく分からない不明点を洗い出しましょう。そして不明点については、不動産会社の担当者や税理士といった専門家にどんどん疑問をぶつけていくのです。マンション購入を失敗しない人はこうした情報の「見える化」によって、疑問や不明点、不安と感じる点をしっかり解決している傾向が見られます。

メリットとデメリットの比較検討をする

情報の「見える化」に関してもう1つ重要になるのは、検討している物件の「メリット」「デメリット」をリスト化してみることです。というのも全ての希望を満たす物件に出会うことはかなり難しく、どこかで妥協点を見つける必要が生じてくるからです。

その際に、メリットとデメリットを比較してデメリットに目をつむれるかどうか、あるいはそのデメリットは自分にとってどれほど重要性があるかどうか、といった点で判断していきましょう。「物件のメリット面とデメリット面に優先順位をつけてリスト化しておくこと」、これもマンション購入を失敗しないための秘訣と言えます。

03リストで確認しよう!マンション購入で失敗しないためのポイント

それではここからは、マンション購入に失敗しないためのポイントをチェックしてみましょう。マンション購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

住環境で失敗しないためにここをチェック!

住環境は住み心地や安全性、利便性の点で非常に大事なチェックポイントです。主なチェックポイントは以下のような点になります。

  • 最寄り駅はどこか
    • 乗り入れ路線や所要時間も含めて検討しましょう
  • 最寄り駅から物件までのルート
    • 安全性や複数ルートも考える。夜間は街灯がなく、昼間と全く違う状態になることも多いので注意
  • 学校までの所要時間
    • 子どもの足で想定しておくことが重要
  • 銀行や郵便局、スーパー、病院までの距離
    • 特にスーパーまでの距離は重要
  • 近所に騒音や臭いの出る施設があるかどうか
    • カタログやチラシでは見えてこないものの代表格。必ず現地でチェックを
  • 昼間、夜間での周辺の人の流れ
    • 住民の属性によっては、昼間と夜間で人の流れが全く違うこともあります
  • 防災マップ、ハザードマップでの現地周辺のチェック
    • 過去に集中豪雨などの水害に合った地域は、ほぼハザードマップで危険度が高いとされている地域です
  • 物件の日当たり状況

上記の項目は、現地で確認すると見えてくるものが多いです。特にマンションの場合、住民の属性や管理状況なども確認しましょう。共用施設、駐車場、ゴミ捨て場も重要なチェックポイントですよ。

できれば住民の方に話を聞いてみる、あるいは地元の不動産会社をいくつかあたって情報を集めてみるのも有効な方法。地元の人は表に出ない情報を持っているケースが多いので(マンションの建っている場所が昔は沼地だったなど)、多角的に情報を集めるメリットは大きいでしょう。

資金計画で失敗しないためにここをチェック!

マンション購入の資金計画を立てるために、材料となる数字をリスト化しておきましょう。

  • 調達できる資金の洗い出し
  • 月々の返済額の上限を決める
    • 決して生活に無理のないラインにすること
  • マンション購入の際に利用できる補助金・減税・優遇制度をリストアップする
  • 不動産購入の際にかかる税金や手数料
    • 不動産取得税や登録免許税、不動産会社への仲介手数料など
  • 不動産保有時にかかる税金
    • 固定資産税や都市計画税など
  • 加入する保険
    • 住宅ローンでは『団信(団体信用生命保険)』へ加入することになるので、現在加入している生命保険を見直すことも必要です
  • マンションの管理費・修繕積立金
    • マンションによって大きく異なります。マンション管理組合や管理規約と合わせて、しっかり確認すべき項目です

上記のリストにある項目に関する費用や金額を明確に出しておくと、ローンを組む段階でさまざまな角度から検討できます。ともかくあやふやな状態で物事を進めないことが、マンション購入を失敗しないためには不可欠と言えます。

間取りや部屋選びで失敗しないためにここをチェック!

間取りや部屋選びで気をつけたいチェックポイントです。中古マンションと新築マンションに分けてみておきましょう。

【中古マンション】

  • 外壁、土台部分の傷み具合
    • ひび割れやクラックが目に付くようだと、管理状態も良くないと判断できます
  • 内装の汚れや質感
  • 設備の仕様や状態
    • 特にチェックしたいのは水回り
  • 遮音性や断熱性、耐震性、耐久性
  • 過去の修繕履歴
    • 過去の修繕履歴は不動産会社に問い合わせれば出してくれるはずです

【新築マンション】(※中古マンションでも共通部分は多いです)

  • 住宅の向き
    • 日当たりや風通しを確認する
  • 屋外収納やトランクルームの大きさ
  • 水回りを中心とした生活動線
  • 収納スペースの配置や容量
    • 内装デザインによっては要注意ポイント
  • オートロックや監視カメラなどのセキュリティーの状況
  • 規約や使用細則
    • 新築の場合、入居者が新しいので外部からは確認しにくい部分です。しっかり不動産会社に確認しましょう

新築だと実際にどのような不都合があるか、外部からは分かりにくい部分が多いので、疑問点などがあれば不動産会社の担当者に細かく確認した方がいいでしょう。

04「住宅ローンシミュレーション」でどのくらい借り入れできるかシミュレーションしてみよう

マンション購入の最初で、最大の関門と言えるのが「物件選び」です。ここで失敗しないためには、とにかく候補となる物件があれば現地に足を踏み入れて、実際に自分の目で見てマンションに関する情報を集めることが重要です。その上で何を優先すべきかをリスト化し、疑問点や不明点を1つずつ解消していきましょう。

また物件を探す前に、住宅ローンでどれくらい借り入れできるか知っておくとマンション選びがスムーズに進みます。サイト内の「住宅ローンシミュレ―ション」で借入額を調べて、予算を立ててみましょう。予算が決まった上で内見すれば、「住宅ローンの審査が通らなかったどうしよう…」といった不安もありません。さらにその借入額が本当に金融機関から借り入れできるか知りたい場合は、「スゴい速い住宅ローン審査」を利用してみるといいでしょう。

新井智美

監修:新井智美

CFP®/1級ファイナンシャル・プランニング技能士

プロフィール

トータルマネーコンサルタントとして個人向け相談の他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師を行う傍ら、年間100件以上の執筆・監修業務を手掛けている。

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