1リボ払いとは?

クレジットカードの支払い形式は複数あります。そのひとつである「リボルビング払い(リボ払い)」とは、あらかじめご自身で設定した金額を毎月支払っていくものです。例えば、20万円のパソコンを購入した際、まず毎月の支払い額を設定します。月の支払いを2万円に設定したとしたら、10回にわたって支払うことになります。

混同してしまいがちなのが分割払いです。こちらはまず、支払回数を決めて残債を返済していきます。例えば、20万円のパソコンを購入した場合、最初に設定するのは支払回数となり、それに応じて返済額が決まります。ちなみに、支払回数は選択可能範囲から選びます。

分割払いだと1回の支払いの金額が大きくなってしまいがちですが、リボ払いだと毎月の支払額が決まっているため、家計の計算も立てやすくなります。

リボ払いの概要

リボ払いには「定額方式」と「残高スライド方式」という2つの支払方式があります。それぞれを詳しくみてみましょう。

  • 定額方式とは、支払残高に関係なく毎月一定の金額を支払っていく方式です。「毎月2万円」と設定している場合は、残高が多くても少なくても2万円を支払っていきます。
  • 残高スライド方式とは、毎月の支払いが残高に応じて増減していく方式です。支払残高が一定値を超えると支払額が増えます。

リボ払いのメリットは定額方式であれば、毎月の支払額が一定なので、収支や家計の計算がしやすいところにあります。デメリットは、支払残高が溜まりやすいところでしょう。毎月支払っても残高がなかなか減らず、なおかつ、利息手数料が発生するので、下手をすると借金を背負いかねません。

2クレジットカードの使い方は住宅ローン審査に大きく影響する

クレジットカードの使い方が住宅ローン審査に影響するのをご存知でしょうか? マイホームを購入する場合、現金での一括払いが難しいため、おそらくほとんどの人が住宅ローンを希望するでしょう。しかし、誰もが簡単に利用できるわけではありません。住宅ローンを利用するには、融資する金融機関側の審査を通過しなければならないからです。

金融機関側は、住宅ローンの契約者がこの先しっかりとローンを支払っていけるかどうかを事前審査によって判断します。審査項目は、年収、勤続年数、雇用形態、健康状態など。クレジットカードの利用状況も大きく影響します。

住宅ローンに悪影響を及ぼすカードの使い方

住宅ローンを利用する際には、事前審査と本審査を通過しなければいけません。審査に落ちてしまう理由はさまざまありますが、そのひとつにクレジットカードの個人信用情報に関するものがあります。決して、クレジットカードを使うこと自体がNGというわけではありませんが、利用状況によっては住宅ローンの審査に悪影響を及ぼしかねません。

金融機関側からの信用度を落としやすいのが支払いの延滞です。過去5年間に延滞したことがあると、記録が残ってしまいます。そうなると、住宅ローンの融資を受けるのは厳しくなります。便利で手軽に使えるとはいえ、「うっかり支払うのを忘れていた」などということのないように注意しましょう。

クレジットカードのキャッシング枠や分割払いについても注意が必要です。キャッシング枠を利用していなくとも、設定されているだけで「今後は利用するかもしれない」と見なされ、返済負担率に影響が出るケースもあります。また、分割払いも住宅ローンの審査対象となり、これらも返済負担率に影響してきます。返済負担率は住宅ローンの審査において重要項目です。この数値が大きくなってしまうほど支払いが厳しくなると判断されてしまうので、事前に気をつけておきたいところです。

3クレジットカードの個人信用情報とは?

クレジットカードやカードローンを利用すると、個人情報、契約内容、毎月の支払い状況などが個人信用情報として信用情報機関に登録されます。この信用情報に支払いの遅延や延滞などの履歴が残されていると、住宅ローンの審査に影響が出るだけでなく、今後クレジットカードの利用ができなくなってしまいます。住宅ローン審査において重要なクレジットカードの個人信用情報について、その詳細などを確認する方法を解説します。

信用情報の詳細

国内には以下の3つの信用情報機関があります。過去のクレジットカードの支払いやキャッシングに関して不安がある場合には、各機関に対して本人が開示を請求することで信用情報が確認できます。

  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC)

一般社団法人全国銀行協会が運営している機関です。主に銀行系の個人情報信用情報を記録しています。

  • 株式会社 シー・アイ・シー(CIC)

クレジット会社の共同出資により設立された信用情報機関です。信販系の他、銀行系金融機関や消費者金融など幅広い機関が加盟しています。

  • 株式会社日本信用情報機構(JICC)

主に消費者金融などの信用情報を扱っています。

信用情報開示報告書の見方

次に、開示された報告書の見方に関するポイントを、株式会社 シー・アイ・シー(CIC)の報告書を例にとって解説します。信用情報開示報告書には「クレジット情報」「申込情報」「利用記録」があります。

【クレジット情報】
クレジットやローンなどの契約内容や支払い状況、残高などの情報が開示されています。開示報告書の見本を見ながら、ポイントを確認していきましょう。

開示報告書の見本

開示報告書の例

①クレジット契約時の支払い回数
契約した際の支払い回数が明記されています。ここに「リボ機能付き」と記載されていると、リボルビング機能が設定されていることがわかります。

②入金状況
入金状況を記号で示したものです。一番左が最新の情報です。

<表示>
$=請求どおり(もしくは請求額以上)の入金があった
P=請求額の一部が入金された
R=契約者以外から入金あった
A=契約者の事情で、約束の日に入金がなかった
B=契約者の事情とは無関係の理由で入金がなかった
C=入金されていないが、その原因は不明
−=請求もなく入金もない(クレジットの利用なしなど)
空欄=クレジット会社等から情報の更新なし(クレジットの利用なしなど)

③返済状況
長期にわたって支払いが遅れると(61日以上または3ヶ月以上)、「異動」と表示されます。つまり「ブラックリストに載った」ということになります。CICの異動とは、3ヶ月以上の延滞により、契約者に代わって保証会社が返済を行なった、そして裁判所が破産を宣告したというものです。

【申込情報】
申込者がクレジットカードやカードローンなどを申し込んだ際に、クレジット会社が審査のために申込者に関して確認した信用情報のことです。申込者の氏名、生年月日、郵便番号、電話番号、照会日時などの情報が記載されています。

【利用記録】
クレジットカード・カードローンなどの利用状況や返済状況を確認するために、クレジット会社や貸金業者が信用情報を確認した記録です。利用記録には氏名、照会日時、利用目的などが記載されています。

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4リボ払いは住宅ローン審査においてどういう扱いを受けるのか

個人信用情報の「クレジット情報」の中に支払い回数が表示されていますが、そこにリボルビング機能が設定されていると、「リボ機能付き」と表示されます。このリボ払いは、住宅ローンの審査においてどのような扱いを受けるのでしょうか。ここでは、リボ払いの残高情報や、審査における影響について解説します。

現在のリボ残高や支払履歴などの扱い

リボ払いは毎月の支払い額を一定にできる半面、うっかり使いすぎてしまうと支払残高が増えてしまいます。こうして支払残高(=借金)を溜めてしまうと、住宅ローンの借り入れに大きく影響してしまいます。支払残高が多すぎると、「リボ払いの返済だけで精一杯だろう」と金融機関に判断される可能性が高くなり、そうなれば住宅ローンの借り入れは厳しくなります。また、個人信用情報には支払状況が記載されています。長期の滞納などがあった場合は、ローン申込者自身の信用度が下がってしまうため、こちらも住宅ローンの借り入れは厳しくなるでしょう。

5住宅ローンを借りる前に気をつけるべきこと

住宅ローンの審査では、申込者本人が金融機関側からいかに信用を獲得できるかが問われます。クレジットカードのリボ払いを利用する分には問題ありませんが、あまりにも支払残高が大きくなっていると「借金に対して意識が甘い」などといった印象を与えかねません。支払状況に延滞が多く、信用情報に「異動」などと表示されているとブラックリスト入りしてしまっていることになります。そうなると、審査はさらに厳しくなります。住宅ローンを借りる前に気をつけるべきことと、その対策について解説します。

審査前に行っておくべき対策

  • できるだけ完済する

リボ払いの残債がある人は、審査を受ける前にできるだけ完済しておきましょう。

  • 完済証明書を提示する

「完済証明書」とは、借金を完済したことを証明する書類です。完済証明書を提示できれば、審査が通りやすくなるケースもあります。中には、完済証明書の提出が求められる場合もあります。

  • 使っていないクレジットカードは解約する

あまり使用していないクレジットカードはなるべく解約するようにしましょう。特にキャッシング枠がついているものは注意が必要です。先ほど解説しましたが、住宅ローンの審査に影響しますので、解約することをお勧めします。

  • 返済可能な金額を試算しておく

住宅ローンでは、他に借金があるかどうかも審査対象となります。もちろんリボ払いの残高も対象とされます。他に借金がある場合には、住宅ローンの借入希望額と併せて、返済負担率がどのくらいになるのか自分で試算してみることをお勧めします。ファイナンシャルプランナーにどのくらい借り入れできるか相談することもできます。

  • 頭金をできるだけ多く用意する

頭金をできるだけ多く用意することで、返済負担率を減らせます。ただし、他の生活費や教育費などを圧迫するようなことはやめておきましょう。

以下も参考にしてください。