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(株)SUBARU

事業内容(抜粋)

当社および当社の関係会社(子会社86社、関連会社7社およびその他の関係会社1社(2024年3月31日現在)により構成)においては、自動車部門、航空宇宙部門およびその他部門の3部門に関係する事業を主として行っており、その製品は多岐にわたっています。各事業における当社および関係会社の位置付けなどは次の通りです。

なお、次の3部門は「第5 経理の状況 連結財務諸表注記 6.セグメント情報」に掲げるセグメントの区分と同一です。

[自動車]

当部門においては、自動車ならびにその部品の製造、販売および修理を行っています。

なお、開発・生産における協力関係のもと、トヨタ自動車株式会社とは、スポーツカー(当社の国内生産拠点である群馬製作所において生産)および電気自動車の共同開発を行っており、また、ダイハツ工業株式会社からは、軽・小型自動車のOEM供給を受けています。

[航空宇宙]

当部門においては、航空機、宇宙関連機器ならびにその部品の製造、販売および修理を行っています。

[その他]

当部門においては、不動産の賃貸などを行っています。

経営成績

2022年3月 2023年3月 2024年3月
売上高 2,744,520 3,774,468 4,702,947
営業利益 90,452 267,483 468,198
単位:百万円

財政状態

2024年3月
親会社所有者帰属持分比率 53.2%

セグメント情報

売上高構成比 セグメント利益率
自動車 98% 10%
航空宇宙 2% 3%
その他 0% 10%

設備投資(抜粋)

当連結会計年度において、当社グループが実施した設備投資の総額は1,675億円であり、その主な内容は自動車部門における生産、研究開発および販売に関する設備投資です。セグメントごとの設備投資は、以下の通りです。

・自動車 159,452百万円(自動車生産・研究開発・販売設備)
・航空宇宙 6,087百万円(航空機生産設備)
・その他 1,956百万円(厚生設備ほか)
・合計 167,495百万円

(注) 1.経常的な設備の更新のための除却または売却を除き、重要な設備の除却または売却はありません。
2.上記のほかに自動車事業において、リース用車両などの事業用資産の取得に係る投資金額として137億円があります。
3.セグメントごとの主な投資内容は、次の通りです。
自動車事業では、当社において、新商品のための生産設備、研究開発設備、品質・職場環境改善を中心に914億円の設備投資を実施しました。また、スバル オブ インディアナ オートモーティブ インク(SIA)において、新商品のための生産設備、品質・職場環境改善を中心に、430億円の設備投資を実施しました。
航空宇宙事業では、当社において生産基盤強化、職場環境改善を中心に60億円の設備投資を実施しました。

2022年3月 2023年3月 2024年3月
設備投資 86,143 122,840 167,495
減価償却費及び償却費 224,055 239,806 217,780
単位:百万円

研究開発(抜粋)

当社は、前中期経営ビジョン「STEP」において、お客様に認められる「SUBARUらしさ」をより高めるため、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みや、提供価値である「安心と愉しさ」の具現化に向け、SUBARUづくりを刷新し、モノづくり革新を進めてきました。昨今の自動車産業を取り巻く非連続な環境変化やそのスピード感は従来以上のものと捉えています。このようななか、当社は2023年の新経営体制への移行に伴い、同年8月2日に「新経営体制における方針」の説明を実施し、「2030年に向けた電動化計画のアップデート」と「2030年を見据えたうえでの2028年までの直近5年間に向けた決意」を公表し、自動車業界の大変革期のなかで決して埋没することのないよう、「モノづくり革新」と「価値づくり」において世界最先端を目指し取り組みを進めています。内燃機関からBEVに変わっていく過渡期において、国内外工場再編による「生産体制」の刷新と、「開発プロセス」や「商品企画」の刷新を合わせることで、この2つの取り組みを早期に実現すべく、研究開発活動を進めています。

当連結会計年度におけるグループ全体での研究開発支出は1,306億円です。セグメントごとの研究開発活動状況および研究開発支出は次の通りです。このうち、連結損益計算書の「研究開発費」に計上されている金額は1,135億円です。研究開発支出との差額は主に、開発資産等への振替額・償却額等です。

(1) 自動車事業

自動車の研究開発では、当社の「提供価値」である「安心と愉しさ」の提供を通じてお客様から共感され、信頼していただける存在となることを目指し商品の開発を推進しています。当事業に関わる研究開発支出は1,296億円です。

① 開発拠点の刷新

2023年3月に東京都三鷹市の開発拠点が稼働開始したことに続き、2024年1月に群馬県太田市の開発拠点「イノベーション・ハブ」が稼働を開始しました。時代に合わせて高度に分業化した「製造部門」「開発部門」および「お取引先様」を「イノベーション・ハブ」に集め、新たな価値を想像する「知の中心となる環境」を作り出していきます。

② 安心・安全への取り組み

SUBARUは「人の命を守る」ことにこだわり、2030年の死亡交通事故ゼロ※1の実現に向けて取り組みを進めています。これらの取り組みの結果、これまでも日本、米国 、欧州をはじめとする国内外の第三者機関による安全 性能試験・評価において高い評価を受けており、最高ランクの評価を多数獲得しています。また、当社は、2023年秋にマニュアルトランスミッション車(以下MT車)向けの運転支援システム「アイサイト」を開発し、SUBARU BRZ改良モデルに初採用しました。アイサイトは、世界で初めてステレオカメラのみで、自動車だけでなく歩行者、二輪車までも対象としたプリクラッシュブレーキや、追従機能付クルーズコントロール等を実現したSUBARU独自の運転支援システムで、アイサイトを搭載したSUBARU車の世界累計販売台数は、2008年5月の発売以来、550万台を超えています※2。今回SUBARU BRZ改良モデルに採用するMT車向けアイサイトは、高い衝突回避、衝突被害軽減、運転負荷軽減の各性能へMT車の特性に合わせた制御を施し、リアルワールドの幅広いシーンでの安定した動作を実現、運転する愉しさと安心を高い次元で両立しました。また、米国IIHS※3によって行われた2023年安全性評価において、2024年モデルのインプレッサが最高評価となる「トップセイフティピックプラス(TSP+)」を獲得しました。また、2024年モデルのクロストレックは、「トップセイフティピック(TSP)」を獲得しています。

SUBARUは今後も、SUBARUの総合安全思想の軸である「0次安全」「走行安全」「予防安全」「衝突安全」「つながる安全」を追求し、世界中のお客様へ「安心と愉しさ」を提供するとともに、2030年死亡交通事故ゼロを目指していきます。

※1: SUBARU乗車中の死亡事故および衝突による歩行者・自転車などの死亡事故をゼロに。

※2:2023年5月末現在

※3:Insurance Institute for Highway Safety(道路安全保険協会)

③ 新商品開発状況

当連結会計年度において、「安心と愉しさ」でお客様の笑顔をつくるべく、以下の商品を展開しました。

i.2023年4月、北米専用車「Crosstrek Wilderness(クロストレック ウィルダネス)」を米国で発表しました。  「クロストレック ウィルダネス」は、2021年3月に発表した「アウトバック ウィルダネス」、2021年9月に発表した「フォレスター ウィルダネス」に続く、ウィルダネスシリーズ第三弾となるモデルです。コンパクトなボディに本格的なSUV性能を備え、都会からアウトドアシーンまで幅広く使えるクロスオーバーSUVという、「クロストレック」の価値はそのままに、オフロード性能の高さを予感させるよりタフでラギッドなデザインと、走破性や機能性の強化により、個性をさらに際立たせました。

ⅱ. 2023年10月、「レヴォーグ レイバック」を発表しました。新型SUV「レヴォーグ レイバック」は、「レヴォーグ」が持つ先進安全・スポーティ・ワゴン価値の3つの価値に加え、SUVの価値である自在性と、上質さを兼ね備えた、SUBARUの豊富なSUVラインアップのなかで、唯一無二の存在となるSUVとして、日本市場向けに新たに開発したモデルです。

ⅲ.2023年11月、米国ロサンゼルスオートショーにおいて、新型「フォレスター」(米国仕様車)を世界初公開しました。第6世代となる新型フォレスターは、走る愉しさを感じさせる優れた運動性能、安心を提供する先進安全装備、とことん使えるユーティリティなど、その機能や実用性をさらに高め、日常から非日常までどんな時でも乗る人すべての期待に応える事ができるSUVに進化しました。SUVらしく頑丈で堂々とした存在感を感じるエクステリアデザインとし、フルインナーフレーム構造による高いボディ剛性や、2ピニオン電動パワーステアリングの採用により動的質感を向上。また、新世代アイサイトを標準装備し、安全性能も高めました。さらに、一部グレードでは11.6インチセンターインフォメーションディスプレイも搭載しました。

また、この新型「フォレスタ―」の公開に合わせて、今後SUBARUらしい独自のHEVである次世代e-BOXERを搭載することも発表しました。新型「フォレスタ―」の次世代e-BOXER搭載車を新たな電動化計画における次のステップとし、これに続いて電動車を続々と登場させる予定です。

(2) 航空宇宙事業 

航空宇宙カンパニーは将来にわたる持続的成長に向け、新規事業開拓および生産性向上を中心とした以下の研究開発を行っています。

ヘリコプター分野では、ユーザーの運用におけるさらなる安心・安全につながる装備品の開発や原価低減に関する研究を継続し、商品価値の向上に取り組んでいます。

防衛分野では、操縦/整備教育システムや無人機システムの研究、民間機分野では構造の軽量化に向けた新材料や適用技術の開発に取り組んでいます。

また、生産基盤強化として、組立・塗装作業の自動化等の研究開発にも積極的に取り組んでいます。その他、サプライチェーンを含めた生産プロセスにおけるDX推進に加え、持続可能な航空燃料(SAF)の活用や電動化等のGX推進の取り組みや、将来モビリティの実現に向けた技術実証を続けています。

当事業に関わる研究開発支出は9億円です。

(3) その他事業 

株式会社スバルITクリエーションズにおける情報システム開発に係る研究開発費を中心としたその他事業全体の研究開発支出は0.3億円です。なお、株式会社スバルITクリエーションズは、2024年4月1日に当社に吸収合併しました。

2022年3月 2023年3月 2024年3月
研究開発 113,800 107,800 130,600
売上対比 4.1% 2.9% 2.8%
単位:百万円

従業員の状況(抜粋)

提出会社の状況

2022年3月 2023年3月 2024年3月
従業員数 16,961名 17,228名 17,347名
平均年齢 39.1歳 39.3歳 39.6歳
平均勤続年数 16.0年 16.1年 16.1年
平均年間給与 6,451,527円 6,585,704円 6,911,657円

連結会社の状況

2022年3月 2023年3月 2024年3月
従業員数 36,910名 37,521名 37,693名
1人あたり売上高 74.4百万円 100.6百万円 124.8百万円

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