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三井化学(株)

事業内容(抜粋)

当社グループは、当社、子会社134社、ジョイント・オペレーション(共同支配事業)4社並びに関連会社及びジョイント・ベンチャー(共同支配企業)26社で構成され、ライフ&ヘルスケア・ソリューション、モビリティソリューション、ICTソリューション及びベーシック&グリーン・マテリアルズの製造・販売を主な事業内容とし、さらに、各事業に関連するサービス等の事業活動を展開しております。

当社グループの事業内容及び主な関係会社の位置付けは次のとおりであります。

(ライフ&ヘルスケア・ソリューション)

当社グループは、ライフ&ヘルスケア・ソリューションセグメントにおいて、ビジョンケア材料、不織布、オーラルケア材料、パーソナルケア材料及び農業化学品の製造・販売を行っております。

[主な関係会社]

三井化学クロップ&ライフソリューション㈱、三井化学ファイン㈱、エム・エーライフマテリアルズ㈱、Asahi Kasei Spunbond (Thailand) Co., Ltd.、Mitsui Hygiene Materials Thailand Co., Ltd.、SDC Technologies, Inc.、Kulzer, LLC 、Kulzer GmbH、 ㈱松風

上記の他、53社が当セグメントに携わっております。

(モビリティソリューション)

当社グループは、モビリティソリューションセグメントにおいて、エラストマー、機能性コンパウンド及びポリプロピレン・コンパウンドの製造・販売並びに自動車等工業製品の新製品開発支援業務(ソリューション事業)を行っております。

[主な関係会社]

㈱アーク、ジャパンコンポジット㈱、三井化学産資㈱、共和工業㈱、三井化学複合塑料(中山)有限公司、Mitsui Elastomers Singapore Pte. Ltd.、Grand Siam Composites Co.,Ltd.、Mitsui Prime Advanced Composites India Pvt. Ltd.、ARRK CORPORATION (THAILAND) LTD.、Advanced Composites,Inc.、Advanced Composites Mexicana S.A. de C.V. 、Mitsui Prime Advanced Composites Europe B.V.、ARRK Product Development Group Ltd.、Mitsui Prime Advanced Composites do Brasil Indústria e Comércio de Compostos Plásticos S.A.、上海中石化三井弾性体有限公司

上記の他、22社が当セグメントに携わっております。

(ICTソリューション)

 当社グループは、ICTソリューションセグメントにおいて、半導体・電子部品工程部材、光学材料、リチウムイオン電池材料・次世代電池材料及び高機能食品包装材料の製造・販売を行っております。

[主な関係会社]

三井化学東セロ㈱、台灣東喜璐機能膜股份有限公司、Anderson Development Company、三井・ダウ ポリケミカル㈱、三井・ケマーズ フロロプロダクツ㈱

上記の他、18社が当セグメントに携わっております。

(ベーシック&グリーン・マテリアルズ)

 当社グループは、ベーシック&グリーン・マテリアルズセグメントにおいて、エチレン、プロピレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、触媒、フェノール類、高純度テレフタル酸、ペット樹脂、ポリウレタン材料及び工業薬品の製造・販売を行っております。

[主な関係会社]

㈱プライムポリマー、日本エボリュー㈱、本州化学工業㈱、下関三井化学㈱、Prime Evolue Singapore Pte. Ltd.、上海中石化三井化工有限公司、錦湖三井化学㈱、P.T. Petnesia Resindo、GC-M PTA Company Limited

上記の他、16社が当セグメントに携わっております。

(その他)

次に掲げる関係会社が当セグメントに携わっております。

[主な関係会社]

三井化学(中国)管理有限公司、台湾三井化学股份有限公司、Mitsui Chemicals Asia Pacific,Ltd.、Mitsui Chemicals America,Inc.、Mitsui Chemicals Europe GmbH

上記の他、11社が当セグメントに携わっております。

経営成績

2022年3月 2023年3月 2024年3月
売上高 1,612,688 1,879,547 1,749,743
営業利益 147,310 128,998 74,124
単位:百万円

財政状態

2024年3月
親会社所有者帰属持分比率 38.9%

セグメント情報

売上高構成比 セグメント利益率
ライフ&ヘルスケア・ソリューション 16% 11%
モビリティソリューション 31% 11%
ICTソリューション 14% 9%
ベーシック&グリーン・マテリアルズ 39% -1%
その他 1% -2%

設備投資(抜粋)

当連結会計年度は、当社及び連結子会社で、185,703百万円の設備投資を実施いたしました。

(ライフ&ヘルスケア・ソリューション)

 当セグメントにおける当連結会計年度の設備投資額は、39,334百万円であります。

(モビリティソリューション)

  Mitsui Elastomers Singapore Pte. Ltd. において、「タフマー®」製造設備新設のための建設工事を実施いたし

 ました。

 以上を含めた当セグメントにおける当連結会計年度の設備投資額は、58,319百万円であります。

(ICTソリューション)

 当セグメントにおける当連結会計年度の設備投資額は、28,844百万円であります。

(ベーシック&グリーン・マテリアルズ)

 当社市原工場において、ポリプロピレン製造設備新設のための建設工事を実施いたしました。

 以上を含めた当セグメントにおける当連結会計年度の設備投資額は、47,837百万円であります。

(その他)

 当セグメントにおける当連結会計年度の設備投資額は、11,284百万円であります。

(全社費用等)

 全社費用等における当連結会計年度の設備投資額は、85百万円であり、新事業に係る研究に含まれる設備投資であります。

 なお、上記設備投資額には、無形資産及び長期前払費用への投資を含んでおります。

2022年3月 2023年3月 2024年3月
設備投資 207,132 168,002 185,703
減価償却費及び償却費 84,222 92,080 95,249
単位:百万円

研究開発(抜粋)

当社及び連結子会社の研究開発は、当社研究開発本部の各研究所及び各連結子会社の研究開発部門によって推進されております。当連結会計年度の当社及び連結子会社の研究開発費は447億円であります。

当社グループの研究開発本部の組織は、次のとおりであります。

    ・研究開発企画管理部

    ・Mitsui Chemicals Singapore R&D Centre

    ・合成化学品研究所

    ・高分子・複合材料研究所

    ・生産技術研究所

    ・モビリティデベロップメントセンター

    ・ICTソリューション研究センター

    ・未来技術創生センター

当連結会計年度における各事業セグメント、新事業創出のための研究開発及びコーポレート研究の主要研究課題、研究開発費は、次のとおりであります。

(1) ライフ&ヘルスケア・ソリューション

当社において、「ライフ&ヘルスケア・ソリューション」領域の製品群(ビジョンケア材料、パーソナルケア材料等)の開発を行っております。また、Kulzer GmbHとサンメディカル㈱は、当社との連携も含めて、オーラルケア分野の製品開発を行っております。他方、三井化学クロップ&ライフソリューション㈱では、農業用及び防疫用薬剤に関する製品開発を行っております。さらにエム・エーライフマテリアルズ㈱においては、高機能不織布の開発を行っております。当連結会計年度では、各事業領域における新製品開発(歯科材料、産業資材用不織布、バイオ触媒、新規農薬原体等)に重点を置いております。また、医療関連領域においては、整形外科材料などのメディカル関連製品の事業創出に向けた研究開発を進めております。

  当セグメントに係る研究開発費は119億円であります。

(2) モビリティソリューション

主に当社において、「モビリティソリューション」領域の製品群(エラストマー、機能性コンパウンドおよびポリプロピレン・コンパウンド、複合材料製品等)の開発とソリューション(モジュールコンセプト等)の提案・提供を行っております。当連結会計年度では、モビリティや周辺産業が抱える社会課題を注視し、その解決に貢献する製品開発に重点を置いております。

  当セグメントに係る研究開発費は92億円であります。

(3) ICTソリューション

当社において、「ICTソリューション」領域の製品群(半導体・電子部品工程部材、光学材料、リチウムイオン電池材料・次世代電池材料、高機能食品包装材料等)の開発を行っております。また、三井化学東セロ㈱は、ICT事業とパッケージングソリューション事業を分割し、ICT事業を三井化学ICTマテリア㈱として当社と連携して開発を進めていきます。

  当セグメントに係る研究開発費は112億円であります。

(4) ベーシック&グリーン・マテリアルズ

当社において、「ベーシック&グリーン・マテリアルズ」領域の製品群(フェノール誘導品、ハイドロキノン等工業薬品、ポリウレタン原料等)の事業強化に資する合理化プロセスの開発を継続的に行っております。また、当社では、DXを活用しポリオレフィン樹脂の競争力強化に資する高性能重合触媒の開発を、㈱プライムポリマーでは、当社との連携のもと、ポリオレフィン樹脂やポリプロピレン・コンパウンドの新銘柄・新製品開発を、それぞれ進めております。

  当セグメントに係る研究開発費は55億円であります。

(5) 新事業創出に向けた研究開発

当社においては、医・食・住における「社会課題を解決するソリューション」の創出に繋がる研究開発を進めております。注力領域として、ロボットソリューション、細胞培養ソリューション、エネルギーソリューション事業を選定し、自社開発には拘らずに社外の技術や資源も活用しながらソリューション提供に資する技術の開発を推進しております。

  新事業創出に係る研究開発費は8億円であり、その他セグメント及び全社費用等に計上しております。

(6) コーポレート研究

当社において、各セグメント領域における製品やサービスの維持・強化・拡充に必要な基盤技術開発並びに革新技術開発を行っております。特に、近年は、マテリアルズインフォマティクスや感性評価技術といった最先端の基盤技術の展開やオープンイノベーションによる新たな技術の獲得にも積極的に取り組んでおります。また、未来技術創生センターでは、長期的な視点からの未来技術の獲得・育成・蓄積、新事業・新製品創出に資する技術及び市場機会の探索に取り組んでおります。他方、Mitsui Chemicals Singapore R&D Centreでは、アジア・パシフィック地域発の新事業創出を視野に入れた研究開発に取り組んでおります。さらに、昨今の環境問題やカーボンニュートラル実現への取り組みとして、リサイクルおよびカーボンネガティブに資する技術の研究開発にも注力しております。

コーポレート研究に係る研究開発費は61億円であり、全報告セグメントに配賦しております。

2022年3月 2023年3月 2024年3月
研究開発 38,124 42,954 44,695
売上対比 2.4% 2.3% 2.6%
単位:百万円

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