(株)不二家
事業内容(抜粋)
当社グループは、当社、親会社、子会社9社及び関連会社2社により構成されており、当社グループが営んでいる事業内容は、菓子食品の製造販売並びに洋菓子類の製造販売及び喫茶、飲食店の経営を主な内容とし、さらにこれらに関連する事業活動を展開しております。
当グループの事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりであります。
<洋菓子事業>
●主要製品及び業務内容
ケーキ、ベーカリー、デザート、アイスクリーム等洋菓子の製造・販売
喫茶及び飲食店の経営
●主要な会社
当社、
㈱ダロワイヨジャポン
B-R サーティワン アイスクリーム㈱
㈱不二家神戸、山崎製パン㈱(会社総数5社)
<製菓事業>
●主要製品及び業務内容
チョコレート、キャンディ、ビスケット、飲料及び乳製品等菓子食品の製造・販売
●主要な会社
当社、
日本食材㈱、㈱不二家福島、不二家乳業㈱
不二家(杭州)食品有限公司、不二家ベトナム Co.,Ltd(会社総数6社)
<その他(注)>
●主要製品及び業務内容
キャラクターグッズ等の通信販売及びライセンス事業、不動産の賃貸及び管理等、事務受託業務及びアウトソーシング受託、食品加工機械の保守
●主要な会社
当社、㈱不二家システムセンター、不二家テクノサービス㈱
テクノ保険サービス㈱(会社総数4社)
(注)テクノ保険サービス㈱は2024年2月1日付で不二家保険サービス㈱に商号変更しております。
経営成績
2021年12月 | 2022年12月 | 2023年12月 | |
---|---|---|---|
売上高 | 104,751 | 100,614 | 105,534 |
営業利益 | 4,146 | 4,334 | 1,374 |
売上高営業利益率 | 4.0% | 4.3% | 1.3% |
財政状態
2023年12月 | |
---|---|
自己資本比率 | 67.3% |
セグメント情報
売上高構成比 | セグメント利益率 | |
---|---|---|
洋菓子事業 | 29% | -6% |
製菓事業 | 68% | 10% |
その他 | 3% | 15% |
設備投資(抜粋)
当社グループは、「常により良い商品と最善のサービス(ベストクオリティ・ベストサービス)を通じて、お客様ご家族に、おいしさ、楽しさ、満足を提供する」という経営理念のもと、お客様の立場に立った商品作り、店舗作りを目指してまいります。
当連結会計年度は、洋菓子事業、製菓事業を中心に6,908百万円の設備投資を実施しました。
洋菓子事業においては洋菓子設備の改善等を野木工場、埼玉工場を中心に1,508百万円、店舗営業設備の新設、改装等の営業部門に539百万円の設備投資を実施しました。
製菓事業においては菓子設備の改新設等を秦野工場、平塚工場を中心に2,887百万円の設備投資を実施しました。
2021年12月 | 2022年12月 | 2023年12月 | |
---|---|---|---|
設備投資 | 6,509 | 10,469 | 6,908 |
減価償却費 | 4,074 | 4,309 | 5,083 |
研究開発(抜粋)
当社グループは、「常により良い商品と最善のサービス(ベストクオリティ・ベストサービス)を通じて、お客様ご家族に、おいしさ、楽しさ、満足を提供する」という経営理念のもと、品質・価格など幅広い消費者のニーズに対応するべく、食品分析、製品開発、品質安定・向上に関する研究等に積極的に取り組んでおります。
また、自社製品の栄養成分表示、賞味期限設定の裏付けとなる製品の経時変化の分析を中心に、食の安全を確立するための食品分析を実施しております。
なお、当連結会計年度末の研究開発従事者は53名、研究開発費は501百万円であります。
セグメント別の主な研究開発内容は、次の通りであります。
(洋菓子事業)
洋菓子事業では、チェーン店の週毎の販売施策に基づき、産地と品種にこだわった国産フルーツの魅力を最大限活かした製品を開発するとともに、新VIのもと、プレミアム製品群における品質の追求をはじめ、主力製品の継続的な品質改善や百貨店の催事に合わせた高付加価値製品の開発などを行いました。
また、当社が持つセミフレッド技術を活かした冷凍自動販売機向け製品や、Web注文と宅配に対応した製品など、多様化する購入方法に応える製品を開発いたしました。
さらに、広域流通企業と一体となってマカロンや大判クッキーなど市場競争力の高い製品の開発を行うとともに、製造過程での効率化をはかる研究に取り組みました。
以上の結果、洋菓子事業の研究開発費は246百万円となりました。
(製菓事業)
製菓事業では、主力ブランドである『カントリーマアム』、『ルック』、『ミルキー』、『ホームパイ』の価値向上を目指し、厳選素材を取り入れた季節感と話題性ある製品を開発するとともに、継続的な品質改善に取り組みました。また、グミ製品の一部において、凝固時間を短縮したファストセット品質を導入し生産性向上に貢献いたしました。
研究室では、チョコレート原料であるカカオマスのロースト条件の最適化や、ビスケットカテゴリーにおけるプラントベースフード(植物由来の原材料を使用した食品)の開発、栄養素の不足を補うための完全栄養菓子に関する研究等、既存製品の品質改善や新製品開発に関する研究等に取り組みました。
また、CO2削減に向け、包装資材の薄肉化や、紙包材化に向けた取り組みも継続して行っております。さらに、単一素材のモノマテリアル包材の研究も開始いたしました。
以上の結果、製菓事業の研究開発費は、255百万円となりました。
2021年12月 | 2022年12月 | 2023年12月 | |
---|---|---|---|
研究開発 | 423 | 494 | 501 |
売上対比 | 0.4% | 0.5% | 0.5% |
従業員の状況(抜粋)
提出会社の状況
2021年12月 | 2022年12月 | 2023年12月 | |
---|---|---|---|
従業員数 | 1,277名 | 1,299名 | 1,329名 |
平均年齢 | 35.7歳 | 36.1歳 | 36.1歳 |
平均勤続年数 | 12.7年 | 12.9年 | 12.0年 |
平均年間給与 | 5,018,117円 | 5,278,547円 | 5,389,519円 |
連結会社の状況
2021年12月 | 2022年12月 | 2023年12月 | |
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従業員数 | 2,176名 | 2,381名 | 2,409名 |
1人あたり売上高 | 48.1百万円 | 42.3百万円 | 43.8百万円 |