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大平洋金属(株)

事業内容(抜粋)

当社グループは、当社、子会社2社(連結子会社2社)、関連会社9社(持分法適用会社7社、非持分法適用会社2社)及び関連当事者(主要株主)1社で構成されております。

当社グループの事業の内容、当社と関係会社及び関連当事者(主要株主)の当該事業に係わる位置づけは、次のとおりであります。

ニッケル事業

当社は、フェロニッケル製品の主原料であるニッケル鉱石の一部をリオ・チュバ・ニッケル鉱山㈱及びタガニート鉱山㈱(両社ともフィリピン国に所在)より商社を経由して購入及び製錬し、関連当事者(主要株主)の日鉄ステンレス㈱等に商社を経由してフェロニッケル製品として販売しており、太平洋興産㈱は、製錬時に発生する鉱滓を当社より購入し販売をしております。

関係会社の名称

太平洋興産㈱、リオ・チュバ・ニッケル鉱山㈱、タガニート鉱山㈱

関連当事者(主要株主)の名称

日鉄ステンレス㈱

ガス事業

㈱大平洋ガスセンターは、当社が製品の製造過程で使用するガス類を製造し、当社へ販売しております。

関係会社の名称

 ㈱大平洋ガスセンター

その他

㈱パシフィックソーワは、主に鋳鍛鋼品及び各種産業機械等の仕入、販売をしております。

アミタホールディングス㈱とは、廃棄物リサイクル事業の環境関連事業等を通じて、企業価値の最大化を目的に、資本業務提携契約を締結しており、また、原材料の一部を購入しております。

主要な関係会社名称

㈱パシフィックソーワ、アミタホールディングス㈱

経営成績

2022年3月 2023年3月 2024年3月
売上高 57,129 34,852 15,521
営業利益 4,806 -12,588 -9,114
単位:百万円

財政状態

2024年3月
自己資本比率 93.22%

セグメント情報

売上高構成比 セグメント利益率
ニッケル事業 95% -62%
ガス事業 5% -2%
その他 0% -43%

設備投資(抜粋)

当社グループの設備投資は、ニッケル事業については、フェロニッケル製造関連設備を中心に314百万円、ガス事業については16百万円の投資を実施し、総投資額(有形固定資産及び無形固定資産)331百万円の投資を実施しました。

2022年3月 2023年3月 2024年3月
設備投資 686 1,201 331
減価償却費 256 289 350
単位:百万円

研究開発(抜粋)

当連結会計年度の研究開発は、3カ年計画(2022年度~2024年度)に沿って、カーボンニュートラルに向けたGHG排出削減、湿式精錬/製錬技術の確立、リチウムイオン電池(LIB)リサイクル技術の確立、多金属ノジュールの製錬技術の確立、ニッケルリサイクル資源の使用拡大、スラグの用途拡大、及びリサイクル事業の再構築を目指した研究開発を推進いたしました。

なお、当連結会計年度に支出した研究開発費は、総額511百万円であり、すべてニッケル事業であります。

(1) ニッケル事業

① GHG排出削減

マイクロ波をフェロニッケル製造工程(原料乾燥・煆焼工程)で使用する事による化石燃料使用量の大幅削減を目指した研究開発を推し進めています。

② 湿式精錬/製錬技術の確立

事業の多角化に向けた取り組みとして、LIB正極材原料の製造プロセス開発に取り組み、エマルションフロー技術を使った湿式製造プロセスの確立に至りました。また、海外事業展開と組み合わせる湿式精錬/製錬技術の研究開発を推し進めています。

③ LIBリサイクル技術の確立

エマルションフローテクノロジーズ社と共にLIBリサイクルの技術開発を推し進めています。

④ 多金属ノジュールの製錬技術の確立

太平洋のクラリオン・クリッパートン海域に賦存する多金属ノジュールの探鉱・商業権を保有するThe Metals Companyと非拘束覚書を締結し、当社の既存設備を活用した多金属ノジュール製錬技術の研究開発を開始しました。

⑤ ニッケルリサイクル資源の使用拡大

フェロニッケル製錬コストの低減、天然資源の使用量削減、及び資源循環に向けた取り組みとしてニッケルリサイクル資源の使用拡大に取り組んでおります。

⑥ スラグの用途拡大

フェロニッケルスラグの新たな用途開発に向けて、他社と共同で研究開発を推し進めています。

(2) ガス事業

該当事項はありません。

(3) その他

既存設備を活用したリサイクル事業の再構築を目指し、新たなリサイクル技術の確立に取り組んでいます。

2022年3月 2023年3月 2024年3月
研究開発 276 360 511
売上対比 0.5% 1.0% 3.3%
単位:百万円

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