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ロート製薬(株)

事業内容(抜粋)

当社グループは、当社、子会社71社及び関連会社16社で構成され、主にヘルス&ビューティケアの領域で、アイケア関連(目薬、洗眼薬等)、スキンケア関連(外皮用薬、リップクリーム、日やけ止め、機能性化粧品等)、内服関連(胃腸薬、漢方薬、サプリメント等)及びその他(体外検査薬等)の製品(サービス)を製造・販売しております。
 当社及び当社の関係会社の事業における当社及び当社の関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。

(日本)
 当社を中心に、アイケア関連、スキンケア関連、内服関連及びその他の製品(サービス)を製造・販売しております。また、ロートニッテン㈱においては、主にアイケア関連の製品(サービス)の製造・販売を行っております。

(アメリカ)
 メンソレータム社を中心に、主にスキンケア関連の製品(サービス)を製造・販売しております。

(ヨーロッパ)
 メンソレータム社・イギリスを中心に、主にスキンケア関連の製品(サービス)を製造・販売しております。

(アジア)
 メンソレータム社・アジアパシフィック及びメンソレータム社・中国並びにその他の現地法人が、主にアイケア関連、スキンケア関連の製品(サービス)を製造・販売しております。

<日本>
●関係会社数
当社
連結子会社 14社
持分法適用関連会社 3社
他 19社
●主な関係会社
(製造・販売)
 クオリテックファーマ㈱
 ㈱アンズコーポレーション
ロートニッテン㈱
天藤製薬㈱
㈱バイオミメティクスシンパシーズ
(飲食店の経営等)
 カフェ・カンパニー㈱

<アメリカ>
●関係会社数
連結子会社 9社
他 6社
●主な関係会社
(製造・販売)
 メンソレータム社
 オフサルモス社
(投資管理)
 ロートUSA
 ロート・ブラジレイラ社
ロート・ブラジル・ホールディングス社   

<ヨーロッパ>
●関係会社数
連結子会社 8社
他 2社
●主な関係会社
(製造・販売)
 メンソレータム社・イギリス

<アジア>
●関係会社数
連結子会社 14社
持分法適用非連結子会社 1社
他 9社
●主な関係会社
(製造・販売)
 メンソレータム社・中国
 ロート・メンソレータム・ベトナム社
 ロート・インドネシア社
 天津ロート社
(販売)
 メンソレータム社・アジアパシフィック
 メンソレータム社・台湾
 ロート・ファーマ・インド社
ロート・メンソレータム・バングラデシュ社 

<その他>
●関係会社数
連結子会社 1社
他 1社
●主な関係会社
(製造・販売)
 メンソレータム社・オーストラレーシア

経営成績

2022年3月 2023年3月 2024年3月
売上高 199,646 238,664 270,840
営業利益 29,349 33,959 40,048
単位:百万円

財政状態

2024年3月
自己資本比率 71.0%

セグメント情報

売上高構成比 セグメント利益率
日本 58% 15%
アメリカ 7% 6%
ヨーロッパ 5% 10%
アジア 29% 14%
その他 1% 8%

設備投資(抜粋)

当社グループは、生産設備の増強、研究開発機能の強化等を中心とした設備投資を継続的に実施しており、当連結会計年度においては、主に、当社、クオリテックファーマ㈱及びメンソレータム社・中国への設備投資を行いました。

当連結会計年度の設備投資額は、9,211百万円であります。

日本においては、当社、クオリテックファーマ㈱の生産設備の増強に関する設備投資が中心であり、設備投資額は6,345百万円であります。

アジアにおいては、メンソレータム社・中国の生産設備の増強に関する設備投資が中心であり、設備投資額は1,771百万円であります。

所要資金については、自己資金及び借入金によっております。

2022年3月 2023年3月 2024年3月
設備投資 10,776 10,564 9,211
減価償却費 7,216 7,418 8,251
単位:百万円

研究開発(抜粋)

当社グループは、少子高齢化の時代を迎える国内においても、より多くの人々が、快適に暮らすことのできるWell-beingな社会の実現を目指し、健康と美に関するソリューションを提供することで、健康寿命の延伸に挑戦しております。研究開発活動としましては、先端技術の研究に注力し、既存領域であるアイケア、スキンケア並びに内服薬領域のさらなる独創的かつ付加価値製品の開発を進めるとともに、健康の維持増進に欠かせない機能性食品や検査薬開発への取り組みを精力的に進めております。また、セルフケア領域に加えて医療分野への拡充を進め、医療用眼科薬の開発に取り組んでいますが、眼科用治療剤「ROH-001」の国内第I相臨床試験を開始したほか、幹細胞を用いた再生医療による新規治療薬の研究開発につきまして、難治性疾患治療への適応に引き続き取り組んでおります。

当連結会計年度においても、先端の皮膚科学研究拠点として大阪大学に皮膚免疫微生物学共同研究講座の開設や、次世代医療・研究拠点「藤田医科大学東京 先端医療研究センター」へ参画するなど国内外の大学をはじめとした外部研究機関やベンチャー企業を含む他企業との連携による技術アライアンスを推進し、医薬品をはじめ機能性化粧品や機能性食品の領域に、エビデンスと高い技術力に裏打ちされた実効性のある独自性の高い素材、技術を搭載した新製品を投入することによって、引き続き事業基盤の強化を図っております。

当連結会計年度の研究開発費総額は、13,461百万円(セグメント間の取引消去後)であり、セグメントごとの研究開発活動は、次のとおりであります。

<日本>

アイケア関連におきましては、目の健康を通じて、世界中の人々のWell-beingに貢献していくため、自社技術のさらなる強化・分野拡大とともに、国内外のグループ企業及び外部研究機関との連携・共同開発を積極的に行って、競争優位性の維持強化を進めております。

当連結会計年度における主な成果としまして、独自開発した新容器による“極小の一滴”で、女性のメイク崩れを軽減できる目薬「ロートリセグロウ」を発売いたしました。また、コンタクトレンズ装用者向けのアイケアブランドであるCキューブから、新たに最高レベルの清涼感目薬「ロートCキューブプレミアムアイススパーク」を、他にも年齢に伴う目の悩みを解消する「ロートゴールド40クールEX」など新商品を発売いたしました。

スキンケア関連におきましては、医薬品、医薬部外品および化粧品等の分野を中心として、様々な皮膚疾患や肌、毛髪の健康・美容に対する研究開発を積極的に進め、製薬企業としての技術基盤に基づく、高い機能性を有した製品の開発により競争優位性を確保することを重点課題として、研究開発活動を行っております。また、継続して外部研究機関との連携を強化し、新規技術の確保と新規領域への拡大に注力しております。

当連結会計年度における主な成果としまして、皮膚薬関連では、「アクネス25メディカルクリーム」をリニューアル発売いたしました。有効成分として『アラントイン』を新配合し3つの有効成分と皮膚浸透技術の採用でより満足度の高い処方に仕上げました。

肌研では肌のバリア機能向上に着目した新成分『ヒアロリペア』配合の「極潤プレミアム(23年秋発売)」が売り上げ好調を維持。更に24年春には白潤シリーズの化粧水、乳液、とゲルをリニュールアル発売いたしました。肌荒れ防止成分『アラントイン』を新配合し従来の『美白剤トラネキサム酸』とあわせて有効成分が2つになりました。更に化粧水には『スクワラン』を超微細化して配合する事に成功いたしました。化粧水感触のまま油分と水分で同時に潤い補給する事ができるようになりました。オバジからは「デイセラムUV(日やけ止め)」をリニューアル発売し、「デイセラムBB(BBクリーム)」を新発売いたしました。「デイセラムUV」と「デイセラムBB」は3種の『ビタミンC誘導体』や紫外線により赤く発光し明るい血色感のある肌に見せる『トーンチェンジパウダー』を配合しつつSPF50+、PA++++を両立しました。

新ブランドとしてエイジングケアシリーズの「BLOOMIO」から美容液、乳液、クリームの3品を新発売いたしました。『ブルーセラミド』を配合し肌本来の健やかさを取り戻しハリ肌へと導きます。

更にうるおいは保ちながらテカリ肌対策可能な「Calamee」からローションとジェルの2品を新発売いたしました。『カラミンパウダー』のおしろい効果で肌の透明感をUPさせます。

内服関連におきましては、美と健康を目的とする内服薬やサプリメントの開発と、根本からの体質改善を狙った漢方薬の開発を積極的に進めております。

当連結会計年度における主な成果としまして、飲む高濃度ビタミンCサプリメントとして「オバジCインナーリポショット」を発売いたしました。多数のベスコス賞を受賞し、オバジブランドの新規ユーザー獲得にも貢献いたしました。また『リポソーム型ビタミンC』を配合したカプセル型のサプリメント「The LYPO」を発売いたしました。セノビックより、体づくりも運動も勉強も頑張りたい成長期のお子様に向けた栄養機能食品の「セノビック パフォーマンスUP(ミルクココア味)」を発売いたしました。

漢方薬では、肥満症対策の「ロート防風通聖散錠満量a」を、余分な糖を出すという新訴求と共に、1日服用回数を減らしてフィルムコーティング錠にすることで飲みやすくリニューアル発売いたしました。また、更年期障害に対して体質によらず服用できる生薬製剤の「ラフローラ」を発売いたしました。

検査技術関連では、妊活関連分野、感染症分野を中心に、新たな検査ニーズに応えるべく、競争優位性のある製品開発を進めると共に、新たな技術探索を進めております。

当連結会計年度における主な成果としまして、コロナウイルスとインフルエンザウイルスを同時に測定できる体外診断薬を開発し、提携先のMeiji Seikaファルマ社より医療機関向けの体外診断薬「チェックMR-COV19 Flu」キットとして発売いたしました。

当連結会計年度における研究開発費の金額は、11,796百万円であります。

<アメリカ>

消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。

当連結会計年度における研究開発費の金額は、445百万円であります。

<ヨーロッパ>

消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めておりますが、今期は新たにオーストリアで点眼剤を発売し市場参入しました。

当連結会計年度における研究開発費の金額は、216百万円であります。

<アジア>

消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。「セルサン」等のヘアケア製品が大幅に伸長しました。

当連結会計年度における研究開発費の金額は、966百万円であります。

<その他>

消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。

当連結会計年度における研究開発費の金額は、36百万円であります。

2022年3月 2023年3月 2024年3月
研究開発 8,781 11,115 13,461
売上対比 4.4% 4.7% 5.0%
単位:百万円

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