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ロート製薬(株)

事業内容(抜粋)

当社グループは、当社、子会社67社及び関連会社15社で構成され、主にヘルス&ビューティケアの領域で、アイケア関連(目薬、洗眼薬等)、スキンケア関連(外皮用薬、リップクリーム、日やけ止め、機能性化粧品等)、内服関連(胃腸薬、漢方薬、サプリメント等)及びその他(体外検査薬等)の製品(サービス)を製造・販売しております。
 当社及び当社の関係会社の事業における当社及び当社の関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。

(日本)
 当社を中心に、アイケア関連、スキンケア関連、内服関連及びその他の製品(サービス)を製造・販売しております。また、クオリテックファーマ㈱においては、主に内服関連の製品(サービス)の受託製造・販売を行っております。

(アメリカ)
 メンソレータム社を中心に、主にスキンケア関連の製品(サービス)を製造・販売しております。

(ヨーロッパ)
 メンソレータム社・イギリスを中心に、主にスキンケア関連の製品(サービス)を製造・販売しております。

(アジア)
 メンソレータム社・アジアパシフィック及びメンソレータム社・中国並びにその他の現地法人が、主にアイケア関連、スキンケア関連の製品(サービス)を製造・販売しております。

<日本>
・関係会社数
当社、連結子会社 14社、持分法適用関連会社 3社、他 15社
・主な関係会社
(製造・販売)
 クオリテックファーマ㈱
 ㈱アンズコーポレーション
ロートニッテン㈱
天藤製薬㈱
㈱バイオミメティクスシンパシーズ
(飲食店の経営等)
 カフェ・カンパニー㈱

<アメリカ>
・関係会社数
連結子会社 9社、他 6社
・主な関係会社
(製造・販売)
 メンソレータム社
 オフサルモス社
(投資管理)
 ロートUSA
 ロート・ブラジレイラ社
ロート・ブラジル・ホールディングス社    

<ヨーロッパ>
・関係会社数
連結子会社 8社、他 1社
・主な関係会社
(製造・販売)
 メンソレータム社・イギリス

<アジア>
・関係会社数
連結子会社 13社、持分法適用非連結子会社 1社、他 11社
・主な関係会社
(製造・販売)
 メンソレータム社・中国
 ロート・メンソレータム・ベトナム社
 ロート・インドネシア社
 天津ロート社
(販売)
 メンソレータム社・アジアパシフィック
 メンソレータム社・台湾
 ロート・ファーマ・インド社
ロート・メンソレータム・バングラデシュ社 

<その他>
・関係会社数
連結子会社 1社
・主な関係会社
(製造・販売)
 メンソレータム社・オーストラレーシア

経営成績

2021年3月 2022年3月 2023年3月
売上高 181,287 199,646 238,664
営業利益 22,990 29,349 33,959
単位:百万円

財政状態

2023年3月
自己資本比率 67.6%

セグメント情報

売上高構成比 セグメント利益率
日本 57% 15%
アメリカ 7% 4%
ヨーロッパ 5% 8%
アジア 30% 14%
その他 1% 9%

設備投資(抜粋)

当社グループは、生産設備の増強、研究開発機能の強化等を中心とした設備投資を継続的に実施しており、当連結会計年度においては、主に、当社、クオリテックファーマ㈱及びロート・インドネシア社への設備投資を行いました。

当連結会計年度の設備投資額は、10,564百万円であります。

日本においては、当社、クオリテックファーマ㈱の生産設備、研究開発設備の増強に関する設備投資が中心であり、設備投資額は6,276百万円であります。

アジアにおいては、ロート・インドネシア社の生産設備の増強に関する設備投資が中心であり、設備投資額は2,769百万円であります。

所要資金については、自己資金及び借入金によっております。

2021年3月 2022年3月 2023年3月
設備投資 8,815 10,776 10,564
減価償却費 6,376 7,216 7,418
単位:百万円

研究開発(抜粋)

当社グループは、少子高齢化の時代を迎える国内においても、より多くの人々が、快適に暮らすことのできるWell-beingな社会の実現を目指し、健康と美に関するソリューションを提供することで、健康寿命の延伸に挑戦しております。研究開発活動としましては、先端技術の研究に注力し、既存領域であるアイケア、スキンケア並びに内服薬領域のさらなる独創的かつ付加価値製品の開発を進めるとともに、健康の維持増進に欠かせない機能性食品や検査薬開発への取り組みを精力的に進めております。また、セルフケア領域に加えて医療分野への拡充を進め、医療用眼科薬の開発や、幹細胞を用いた再生医療による新規治療薬の研究開発につきましても、難治性疾患治療への適応に取り組んでおります。当連結会計年度においても、国内外の大学をはじめとした外部研究機関やベンチャー企業を含む他企業との連携による技術アライアンスを推進し、医薬品をはじめ機能性化粧品や機能性食品の領域に、エビデンスと高い技術力に裏打ちされた実効性のある独自性の高い新製品を投入することによって、引き続き事業基盤の強化を図っております。
 当連結会計年度の研究開発費総額は、11,115百万円(セグメント間の取引消去後)であり、セグメントごとの研究開発活動は、次のとおりであります。

<日本>

アイケア関連におきましては、自社技術のさらなる強化・分野拡大とともに、国内外のグループ企業及び外部研究機関との連携・共同開発を積極的に行って、競争優位性の維持強化を進めております。

当連結会計年度における主な成果としまして、コンタクトレンズユーザーの年齢層の変化に伴う新たな目悩みを解消するため「ロートゴールド40コンタクト」シリーズを発売いたしました。また、第四世代のコーティング技術を使用した2週間交換ソフトコンタクトレンズ「2weekフレッシュビューS」も発売いたしました。

スキンケア関連におきましては、医薬品、医薬部外品および化粧品等の分野を中心として、様々な皮膚疾患や肌、毛髪の健康・美容に対する研究開発を積極的に進め、製薬企業としての技術基盤に基づく、高い機能性を有した製品の開発により競争優位性を確保することを重点課題として、研究開発活動を行っております。また、継続して外部研究機関との連携を強化し、新規技術の確保と新規領域への拡大に注力しております。

当連結会計年度における主な成果としまして、皮膚薬関連では、鼻の周りや入口部分(鼻前庭)の炎症用に、『プレドニゾロン吉草酸酢酸エステル』をはじめとする4種の有効成分を配合した「メンソレータムメディクイックN軟膏」を発売した他、デリケート部位のかゆみ用に、『ウフェナマート』をはじめとする5種の有効成分を配合した「メンソレータムカブレーナ乳液」を発売いたしました。

オバジXから「ダーマアドバンスドリフトクリーム」をリニューアル発売し、そのハリ・乾燥への実効感の高さから多くの美容家や美容雑誌に支持され、多数のベスコス賞を受賞しました。オバジブランドの新規ユーザー獲得にも貢献しました。まつ毛美容液として発売した「ラッシュリッチ」では、国内ロート独占原料を高配合したアイケア発想の処方がSNSを通して非常に好評で、まつげ市場の活性化に繋がりました。日やけ止めではスキンアクアのNEXTA(ネクスタ)シリーズから新製品となるトーンアップUVエッセンスを発売し、ブランドの拡大に努めました。メラノCCでは「メラノCCディープクリア酵素洗顔」を全国展開し、各種媒体から受賞頂く等、大変好評頂いています。また、荒れがちな唇ケアに特化した新ブランドとなる「薬用リップリペアワン」を発売いたしました。

内服関連におきましては、目の健康維持を目的とする内服薬やサプリメントの開発と、根本からの体質改善を狙った漢方薬の開発を積極的に進めております。主な成果としまして、Vロートプレミアムの内服薬シリーズとして、“夜の見えづらさ”に焦点を当てた医薬品(ビタミンA主薬製剤)の「Vロートナイトプレミアムアイ内服薬」を、また、目のサプリメントでは、従来のルテイン、ゼアキサンチンに更にGABAを配合し、見る力に加え、認知機能の維持に対する訴求を加えた機能性表示食品「ロートV5記憶力サポート」、網膜の血流を改善する赤ショウガエキスやクロセチン、ルテインを配合した「ロートクリアビジョンRC」を発売いたしました。漢方薬では、女性の生理の諸症状を緩和する当帰芍薬散製剤「ルナエール」、のどの違和感や声枯れを緩和する響声破笛丸処方の飴製剤「コエスット」を発売いたしました。

検査技術関連では、妊活関連分野、感染症分野を中心に、新たな検査ニーズに応えるべく、競争優位性のある製品開発を進めると共に、新たな技術探索を進めております。

当連結会計年度における研究開発費の金額は、9,675百万円であります。

<アメリカ>

消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。

当連結会計年度における研究開発費の金額は、391百万円であります。

<ヨーロッパ>

消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。

当連結会計年度における研究開発費の金額は、193百万円であります。

<アジア>

消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。

アジアでは、「50の恵」や「セルサン」のヘアケア製品が大幅に伸長しました。特に香港では「50の恵」に新商品を投入し、ヘアケア製品売上No.1を維持・拡大しました。

当連結会計年度における研究開発費の金額は、827百万円であります。

<その他>

消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。オーストラリアでは、「Deep Heat」シリーズが堅調に推移しました。また新たに「Hadalabo Tokyo」の発売を開始しました。

当連結会計年度における研究開発費の金額は、26百万円であります。

2021年3月 2022年3月 2023年3月
研究開発 7,944 8,781 11,115
売上対比 4.4% 4.4% 4.7%
単位:百万円

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