投資運用について知りたい記事をキーワードから探せます

(株)コーセー

事業内容(抜粋)

当社グループは、当社及び子会社(38社)により構成しており、主な事業内容、関係会社等の当該事業に係る位置付け及びセグメント等の関連は、次のとおりであります。

<化粧品事業>
・コーセー、雪肌精、エスプリーク、ルシェリ、ONE BY KOSÉ、コスメデコルテ、プレディア、インフィニティ、ジルスチュアート、アディクション
当社が製造し、コーセー化粧品販売㈱が販売しております。
・製・商品輸出
当社が製造輸出し、海外子会社(高絲化粧品銷售(中国)有限公司、台湾高絲股份有限公司、KOSÉ KOREA CO., LTD.、高絲香港有限公司等)が輸入し、販売しております。
・海外生産品
台湾高絲股份有限公司で製造販売しております。
・米肌(マイハダ)
当社が製造し、コーセープロビジョン㈱が販売しております。
・フイルナチュラント
当社が製造し、㈱ドクターフィル コスメティクスが販売しております。
・カルテHD
当社が製造し、コーセーマルホファーマ㈱が販売しております。
・タルト
Tarte, Inc.が仕入れ、販売しております。
・アルビオン、エレガンス、イグニス、アナスイ、ポール&ジョー
㈱アルビオンが製造販売しております。

<コスメタリー事業>
・メイクキープ、カールキープマジック、ネイルホリック
当社が製造し、コーセーコスメニエンス㈱を通じてコーセー化粧品販売㈱が販売しております。
・ファシオ、ヴィセ、スティーブンノル ニューヨーク
当社が製造し、コーセー化粧品販売㈱が販売しております。
・ソフティモ、ジュレーム、サロンスタイル、クリアターン、サンカット
当社が製造し、コーセーコスメポート㈱が販売しております。

<その他>
・アメニティ製品
当社が製造し、コーセートラベルリテール㈱へ販売業務委託を行い販売しております。
・不動産賃貸
当社が不動産管理、賃貸を行っております。
・輸出原材料
当社が製造し、輸出しております。
・OEM製品
当社が製造しております。

経営成績

2021年12月変 2022年12月 2023年12月
売上高 224,983 289,136 300,406
営業利益 18,852 22,120 15,985
単位:百万円

財政状態

2023年12月
自己資本比率 71.6%

セグメント情報

売上高構成比 セグメント利益率
化粧品事業 80% 7%
コスメタリー事業 19% 5%
その他 1% 34%

設備投資(抜粋)

当社グループでは、技術革新と販売競争に対処するため基盤技術の拡大と製品の信頼性向上に重点を置き、あわせて環境に配慮した設備投資を行っております。

当連結会計年度におきましては、経営効率の向上と収益力の強化を図ることを基本方針とする中期経営計画に基づき、経常的な設備の更新を実施いたしました。

設備投資額のセグメントごとの内訳は次のとおりであります。

・化粧品事業 4,140百万円
・コスメタリー事業 1,012百万円
・その他 110百万円
・調整額(注) 552百万円
・合計 5,815百万円

(注)調整額は、全社資産の設備投資額であります。

2021年12月変 2022年12月 2023年12月
設備投資 4,517 6,847 5,815
減価償却費 7,827 9,743 9,557
単位:百万円

研究開発(抜粋)

当社グループは、お客様のニーズに合った化粧品を市場に提供するために、主に、以下の国内二拠点を中心として研究開発活動に取り組んでおります。

コーセー製品開発研究所‥‥‥‥‥‥‥製品開発研究・管理、海外市場研究、薬事戦略、サステナビリティ研究、研究戦略・管理
コーセー先端技術研究所‥‥‥‥‥‥‥先端技術研究、皮膚科学研究、基盤技術研究、品質保証研究、IT関連技術開発・管理

当連結会計年度におきましては、更なる顧客価値創出のための技術開発力と品質保証体制の強化、グローバル化への対応を進め、研究開発活動のより一層の向上に努めました。

基礎研究分野では様々な研究を進めております。同一供与から年代別に得られた細胞を使った研究を通じて、真皮線維芽細胞の老化運命を左右する因子が存在することを発見いたしました。また引き続きフランスリヨンとグラッドストーンへ研究員を派遣し、美白や老化メカニズムの解明を進め、皮膚の若返りを目指す研究を進めております。またマイクロバイオーム(細菌叢)研究では菌種の比率を見るだけでなく、実際の肌上菌数の多寡が肌の赤みと関係があることや、肌に塗った化粧塗膜中の成分分布を質量分析機を用いてビジュアライズする手法を開発し発表しております。

一方でデジタル技術を駆使した先端的な研究にも取り組んでおります。2018年から開始した量子コンピュータの処方開発への応用に関する研究において、初めて具体的な成果を上げております。超高速な計算処理が得意な量子コンピュータと既存のコンピューティング技術を掛け合わせ、何億通りもある原料の組み合わせの中から、自動で優れた化粧品処方を生成するオリジナルの計算システムを開発いたしました。今日まで、量子コンピュータの現実社会での活用事例は未だ稀であり、この研究成果は化粧品分野における代表的な国際学会であるIFSCCにおいて高い注目を集めております。今後、これらの研究から得られる成果を、新製品の開発や製剤のパーソナライズサービスなどに随時応用していく予定であります。また、ウェルビーイング領域やサステナビリティ推進に向けた研究も、今後強化していく方針であります。

以上の結果、当連結会計年度に支出した研究開発費の総額は6,459百万円であり、セグメントごとの内訳は、化粧品事業5,167百万円、コスメタリー事業936百万円であります。また、各事業部門に配分できない基礎研究費用は355百万円であります。

2021年12月変 2022年12月 2023年12月
研究開発 4,362 6,092 6,459
売上対比 1.9% 2.1% 2.2%
単位:百万円

SNSに投稿


ご利用上の注意

  • 当社サイトは定期的に更新されますが、全ての情報についての最新性は保証いたしかねます。