澁谷工業(株)
事業内容(抜粋)
当社グループは、当社および子会社17社で構成され、パッケージングプラント事業、メカトロシステム事業、農業用設備事業にかかる製品の製造販売を主要な事業としております。
当連結会計年度において、上海希歩洋医療器械有限公司を新たに設立したため、また、綜和機電株式会社の株式を取得したため、連結の範囲に含めております。
なお、子会社のうちShibuya Holdings Corporationは米国で設立した持株会社であり、シブヤEDI株式会社は人材派遣および旅行代理業を事業目的としております。
各事業における当社グループ各社の位置付けなどは、次のとおりであります。
<パッケージングプラント事業>
●主要製品
ボトリングシステム(充填システム、キャッピングシステム、ラベリングシステムなど)、製函・包装システム、製薬設備システム(医薬品製造システム、アイソレータなど)、食品加工システム、洗浄設備システム、再生医療システム(細胞培養アイソレータ、ロボット自動細胞培養システムなど)など
●会社名
当社
シブヤパッケージングシステム株式会社
Shibuya Hoppmann Corporation
上海希歩洋工業科技有限公司
株式会社根上シブヤ
株式会社沖縄シブヤ
Shibuya Kaijo(Thailand)Co.,Ltd.
Shibuya Kaijo(Malaysia)Sdn.Bhd.
<メカトロシステム事業>
●主要製品
半導体製造システム(ハンダボールマウンタ、ワイヤボンダ、LED検査装置など)、医療機器(レーザ手術および治療装置、人工透析装置など)、切断加工システム(レーザ加工機、ウォータジェット切断加工機など)、超音波発生装置、油圧プレス機など
●会社名
当社
株式会社カイジョー
Shibuya Kaijo(Thailand)Co.,Ltd.
上海楷捷半導体科技有限公司
台湾海上希歩洋股份有限公司
Kaijo Shibuya America Inc.
Kaijo Shibuya Europe GmbH
上海希歩洋工業科技有限公司
株式会社根上シブヤ
株式会社沖縄シブヤ
Shibuya Kaijo(Malaysia)Sdn.Bhd.
上海希歩洋医療器械有限公司
綜和機電株式会社
<農業用設備事業>
●主要製品
農業用選果・選別システムなど
●会社名
シブヤ精機株式会社
経営成績
2022年6月 | 2023年6月 | 2024年6月 | |
---|---|---|---|
売上高 | 96,223 | 97,842 | 115,434 |
営業利益 | 13,402 | 8,039 | 13,382 |
財政状態
2024年6月 | |
---|---|
自己資本比率 | 62.4% |
セグメント情報
売上高構成比 | セグメント利益率 | |
---|---|---|
パッケージングプラント事業 | 57% | 16% |
メカトロシステム事業 | 32% | 9% |
農業用設備事業 | 11% | 11% |
設備投資(抜粋)
当社グループは、生産性および品質向上ならびに事務の合理化を目的とした設備投資を継続的に行っております。当連結会計年度の設備投資(有形固定資産のほか無形固定資産を含む)の内訳は、次のとおりであります。
・パッケージングプラント事業 893百万円
・メカトロシステム事業 670百万円
・農業用設備事業 2,052百万円
・消去又は全社 142百万円
・合計 3,759百万円
主なものとして、連結子会社であるシブヤ精機㈱の建設中の浜松新本社工場(農業用設備事業)のほか、工作機械および工具器具備品等の新設ならびに更新投資を実施しました。
なお、所要資金については、自己資金によっております。
また、当連結会計年度において、重要な設備の除却、売却等はありません。
2022年6月 | 2023年6月 | 2024年6月 | |
---|---|---|---|
設備投資 | 3,948 | 5,824 | 3,759 |
減価償却費 | 2,628 | 3,145 | 2,935 |
研究開発(抜粋)
当社グループは、顧客ニーズの発掘、技術陣の改善意志、産学官連携などをベースにイノベーションを創出し、チャレンジ精神と独創的な先端技術を具現化した製品開発を進めております。世界のトップを走るダントツ製品づくりを推進するとともに、ユーザーが使用するエネルギーや水資源の削減に貢献する製品の開発や、AI、IoTなどを活用した自動化・省人化製品の開発についても積極的に取り組んでおります。
現在、研究開発は、当社情報・知的財産本部を主管部門とした当社グループ全体の開発委員会を設け、市場情報、技術情報を一元管理し効率的かつ戦略的に研究開発活動を推進しております。
当連結会計年度における当社グループ全体の研究開発費は1,432百万円であり、セグメント別の研究開発活動の状況および研究開発費の金額は、次のとおりであります。
(1) パッケージングプラント事業
コンピュータ制御による自動高速パッケージングシステム、製品の高品質化に応える無菌充填技術、包装形態の多様化に対応するロボット包装ライン、細胞培養の自動化システムなどを中心に、当社およびシブヤパッケージングシステム㈱が研究開発を行っております。当事業に係る研究開発費は475百万円であります。
当連結会計年度において、省スペースや省人化を実現する次世代型の無菌充填システム「トリプルブロックシステム」を開発しました。この新型システムは、アサヒ飲料㈱、㈱フジシールと共同で開発したPETボトル商品の製造ラインであり、従来別々の装置であった充填工程とラベル貼り工程を連結し、ボトルを搬送するコンベヤを減らしたことで搬送に必要な電力を約40%、システムの占有面積を約20%削減できる見込みです。また、次工程に移動する際の軽量に起因した変形・破損が改善されるので、ボトルの更なる軽量化が期待できます。
(2) メカトロシステム事業
半導体製造システム、切断加工システム、医療機器関連および超音波応用機器などを中心に、当社および㈱カイジョーが研究開発を行っております。当事業に係る研究開発費は900百万円であります。
(3) 農業用設備事業
農業用選果・選別システムを中心に、シブヤ精機㈱が研究開発を行っております。当事業に係る研究開発費は56百万円であります。
2022年6月 | 2023年6月 | 2024年6月 | |
---|---|---|---|
研究開発 | 1,348 | 1,424 | 1,432 |
売上対比 | 1.4% | 1.5% | 1.2% |