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(株)LIXIL

事業内容(抜粋)

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当連結会計年度末時点において子会社159社及び関連会社41社で構成され、事業活動を通じて、「世界中の誰もが願う、豊かで快適な住まいの実現」という企業としての存在意義を追求し、「ウォーターテクノロジー事業」及び「ハウジングテクノロジー事業」を主要な事業内容とし、関連するサービス等の事業活動を展開しています。

当社グループが営んでいる主要な事業内容と、当該事業に関わる各社の位置付け並びに報告セグメントの関連は次のとおりであり、複数事業を営んでいる会社については、各事業にそれぞれ含めています。

なお、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しています。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 5.事業セグメント」に記載のとおりです。

<ウォーターテクノロジー事業>
・主要製品及び商品
[水回り設備]衛生機器、シャワートイレ、水栓金具、手洗器、浴槽、ユニットバス、スマート製品、シャワー、洗面器、洗面カウンター、システムキッチン等
[その他]住宅・ビル外装タイル、内装タイル等
・主要な会社
㈱LIXIL、㈱LIXILトータルサービス、㈱テムズ、㈱ダイナワン、LIXIL Europe S.à r.l.、Grohe AG、及び同社子会社49社、ASD Holding Corp.及び同社子会社15社、A-S (China) Co., Ltd.、LIXIL Vietnam Corporation、LIXIL (Thailand) Public Co., Ltd.、LIXIL AFRICA HOLDINGS (Pty) Ltd.、驪住(中国)投資有限公司、台灣驪住設備股分有限公司、驪住科技(蘇州)有限公司、驪住衛生潔具(蘇州)有限公司、LIXIL India Sanitaryware Private Limited、LIXIL GLOBAL MANUFACTURING VIETNAM Co., Ltd.

<ハウジングテクノロジー事業>
・主要製品及び商品
[金属製建材]住宅・ビル・店舗用サッシ、玄関ドア、各種シャッター、門扉、カーポート、手摺、高欄、カーテンウォール等
[木質内装建材類]窓枠、造作材、インテリア建材等
[その他建材類]サイディング、屋根材等
[住宅・サービス関連]工務店のフランチャイズチェーンの展開、建築請負、不動産管理、不動産事業のフランチャイズチェーンの展開支援、住宅ローン等
[その他]太陽光発電システム等
・主要な会社
㈱LIXIL、㈱LIXILトータルサービス、㈱LIXILトータル販売、Gテリア㈱、㈱LIXIL住宅研究所、旭トステム外装㈱、㈱LIXILリニューアル、㈱LIXIL TEPCOスマートパートナーズ、ソニテック㈱、㈱LIXILトーヨーサッシ商事、㈱クワタ、㈱LIXILリアルティ、大分トステム㈱、西九州トステム㈱、㈱ジーエイチエス、㈱LIXIL住生活ソリューション、㈱LIXILホームファイナンス、サンヨーホームズ㈱、LIXIL INTERNATIONAL Pte. Ltd.、TOSTEM THAI Co., Ltd.、LIXIL GLOBAL MANUFACTURING VIETNAM Co., Ltd.、驪住通世泰建材(大連)有限公司、LIXIL WINDOW SYSTEMS PRIVATE LIMITED、PT. LIXIL ALUMINIUM INDONESIA

経営成績

2021年3月 2022年3月 2023年3月
売上高 1,378,255 1,428,578 1,495,987
営業利益 35,842 69,471 24,903
単位:百万円

財政状態

2023年3月
親会社所有者帰属持分比率 33.7%

セグメント情報

売上高構成比 セグメント利益率
ウォーターテクノロジー事業 60% 5%
ハウジングテクノロジー事業 40% 3%

設備投資(抜粋)

当社グループでは、製品開発や生産設備の合理化・自動化を目的とした投資を重点に行っています。

当連結会計年度の設備投資(無形資産、使用権資産を含む)のセグメント別の金額及び総額は、次のとおりです。

・ウォーターテクノロジー事業 51,607百万円
・ハウジングテクノロジー事業 25,988百万円
・全社共通部門 2百万円
・合計 77,597百万円

主な内容は、ウォーターテクノロジー事業やハウジングテクノロジー事業における新製品開発投資や合理化及び設備の維持更新投資等です。

所要資金は、自己資金及び借入金によっています。

なお、当社は、前連結会計年度の連結財政状態計算書において売却目的で保有する資産に分類していた当社の旧本社ビルの建物及び土地を、当連結会計年度において売却しました。売却の概要については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 12.売却目的で保有する資産」に記載のとおりです。

また、当社は、前連結会計年度において前橋工場の操業停止を計画していましたが、当連結会計年度において操業を停止しました。

2021年3月 2022年3月 2023年3月
設備投資 65,581 61,462 77,597
減価償却費及び償却費 84,786 80,722 81,900
単位:百万円

研究開発(抜粋)

当社グループでは、「世界中の誰もが願う、豊かで快適な住まいの実現」という企業としての存在意義「LIXIL’s Purpose」を明確化し、ステークホルダーの皆様と社会に対する持続的な価値創造の実現に取り組んでいます。また、インパクト戦略の推進を通じて、国連が策定した2030年までの持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献し続けるよう、専門知識や規模を活かしながら社会課題の解決に向けて取り組んでいます。

商品開発においては確かな品質、高い技術に基づいて、快適な住生活・都市環境を実現しお客様に喜ばれる商品を市場に送り出すことを大きな役割と考えており、研究開発部門では、開口部商品、住設機器、内装建材や外装建材から住宅のパネル工法に至るまで、健康、環境負荷低減、高齢者配慮、省資源・省エネルギー等の様々な視点から研究を重ねています。これらの基礎研究、技術開発、商品開発は当社グループの各社における技術研究所、研究開発部門及び商品開発部門が品質保証部門等と連携のもとに取り組んでいます。

当連結会計年度の研究開発費のセグメント別の実績及び総額は、次のとおりです。

・ウォーターテクノロジー事業 16,678百万円
・ハウジングテクノロジー事業 6,858百万円
・合計 23,536百万円

[ウォーターテクノロジー事業]

トイレでは、「アメージュ便器」をフルモデルチェンジしました。業界最大の排水芯対応範囲の便器を開発し、市場のさまざまな便器からの交換に必要な部材をセットにすることでリフォームのしやすさを実現しました。

浴室では、入浴スタイル(バスタブ浴・シャワー浴)に応じたアイテム及び機能を搭載した、お客さまのライフスタイルに寄り添うバスルーム「リデア」を発売しました。また、お湯にやさしく包まれ“ハグされる”感覚になり、5分浴びるだけで身体が温まる新感覚シャワー「ボディハグシャワー」をオンライン販売で発売しました。

水栓では、業界トップの長寿命浄水カートリッジを市場に展開するとともに、それを活用したオールインワン浄水水栓を発売しました。

タイルでは、エコカラットの新しいシリーズとして、3つの形状を組み合わせたパターンが特長の石柄デザインで独創性・重厚感・上質を追求した「サンティエ」を最上位価格帯として新たに発売しました。

キッチンでは、濃色スリムデザインワークトップやキッチンテーブルなどが選択できる新キッチン「ノクト」と、お気に入りを仕舞い込まずに収納できる魅せる収納「カノール」を発売しました。

洗面化粧台では、最高級ドレッサー「ルミシス ボウル一体タイプ」に、高まる衛生意識に応える「キレイアップ水栓」の搭載をはじめとする刷新を行いました。

[ハウジングテクノロジー事業]

業界トップのアルミリサイクル率により、新地金使用製品に対してCO2排出量を約55%削減した、低炭素型アルミ形材「プレミアル R70」を発売しました。また、世界的な廃プラスチック課題に対応し、廃プラスチックと廃木材を融合した循環型素材「レビア」を開発、第1弾製品として舗装材「レビアペイブ」を発売しました。

サッシでは、取替窓「リプラス専用枠」に施工・現調性を向上した居室・浴室仕様を追加し、取替窓「リフレム」樹脂窓用にカバーモールを追加しました。ドアでは、スマートフォンをポケットに入れたまま施解錠可能なスマートロックシステム「FamiLock」を仕様追加しました。

エクステリアでは、オールアルミの「カーポートSC」シリーズに3台用と後方支持の2タイプを追加し、庭空間の過ごし方を提案する「プラスG」を3年連続で発売しました。

内装建材では、2022年のイヤーモデルとして、格子でゆるやかにつながる空間と淡い色調の素材が穏やかさを感じさせる新レーベル「ラシッサDキナリモダン」を発売しました。また、安全・安心機能/施工性を向上させた階段商品を発売し、デザインから機能商材まで幅広い提案を行いました。

太陽光発電システムでは、3タイプのモジュールを組合わせ高い発電量を可能にした「Rモジュール」と、ZEHを容易に実現する「建て得新モデル」を発売しました。

ビルサッシでは、業界最高クラスの断熱性能を有するカバー改修サッシ「PRESEA-H・RF」、店装建材「スリムファサード」などの新商品を発売しました。

ハイエンドブランド「NODEA」では、新技術「FORCE CARBON」を用い、フレームレスに限りなく近い極細のフレームと電動でのパラレル&スライド開閉により、閉じた時にまるで一枚のガラスのような面一納まりの大きな窓を世界で初めて実現しました。

2021年3月 2022年3月 2023年3月
研究開発 23,975 22,864 23,536
売上対比 1.7% 1.6% 1.6%
単位:百万円

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