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東亞合成(株)

事業内容(抜粋)

当社グループは、当社、子会社22社および関連会社12社で構成され、その主な事業内容と当社および主要な関係会社の当該事業にかかる位置付けは次のとおりであります。

なお、東亞合成(上海)企業管理有限公司を新たに設立したため、当連結会計年度から連結の範囲に含めております。

<基幹化学品事業>
●主な事業
カセイソーダ、カセイカリ、次亜塩素酸ソーダなどの電解製品、硫酸、工業用ガス、アクリル酸、アクリル酸エステルなどのアクリルモノマー等の製造販売
●主要な関係会社
東亞テクノガス㈱
トウアゴウセイ・シンガポール・
ピーティーイー・リミテッド
MTエチレンカーボネート㈱
中部液酸㈱
他関連会社6社

<ポリマー・オリゴマー事業>
●主な事業
アクリルポリマー、高分子凝集剤、光硬化型樹脂などのアクリルオリゴマー等の製造販売
●主要な関係会社
MTアクアポリマー㈱
東昌化学股份有限公司
台湾東亞合成股份有限公司
東亞合成(張家港)新科技有限公司
東亞合成(上海)企業管理有限公司
トウアゴウセイ・タイランド・
カンパニー・リミテッド

<接着材料事業>
●主な事業
瞬間接着剤、機能性接着剤等の製造販売
●主要な関係会社
アロン包装㈱
トウアゴウセイ・アメリカ・インク
エルマーズ・アンド・トウアゴウセイ・カンパニー
東亞合成(珠海)有限公司
トウアゴウセイ・ホンコン・リミテッド

<高機能材料事業>
●主な事業
高純度無機化学品、無機機能材料等の製造販売
●主な事業
子会社1社
他関連会社1社

<樹脂加工製品事業>
●主な事業
管工機材製品、建材・土木製品、ライフサポート製品、エラストマーコンパウンド等の製造販売
●主要な関係会社
アロン化成㈱
アロンカセイ・タイランド・
カンパニー・リミテッド
他子会社2社

<その他の事業>
●主な事業
新規製品の研究開発事業、輸送事業、商社事業等
●主要な関係会社
東亞物流㈱
東亞興業㈱
㈱TGコーポレーション
東亞ビジネスアソシエ㈱
他関連会社3社

経営成績

2021年12月 2022年12月 2023年12月
売上高 156,313 160,825 159,371
営業利益 17,676 14,382 12,499
単位:百万円

財政状態

2023年12月
自己資本比率 77.7%

セグメント情報

売上高構成比 セグメント利益率
基幹化学品事業 46% 9%
ポリマー・オリゴマー事業 21% 9%
接着材料事業 8% 3%
高機能材料事業 6% 15%
樹脂加工製品事業 17% 5%
その他 1% -25%

設備投資(抜粋)

当連結会計年度におきまして、当社および各社は、総額15,496百万円の設備投資(無形固定資産を含み、長期前払費用を除く)を行っております。

その内容は、当社名古屋工場における物流センター建設および連結子会社や各工場における設備の増強、保全、合理化投資が主なものであります。

セグメントごとの金額は、基幹化学品事業3,282百万円、ポリマー・オリゴマー事業2,377百万円、接着材料事業1,166百万円、高機能材料事業3,765百万円、樹脂加工製品事業735百万円、その他の事業および全社共通部門4,169百万円であります。

また、所要資金につきましては、自己資金を充当いたしました。

2021年12月 2022年12月 2023年12月
設備投資 11,951 22,844 15,496
減価償却費 10,623 10,457 10,656
単位:百万円

研究開発(抜粋)

当社グループは、高付加価値事業の拡大、新規事業の開発を加速するため、研究開発力の強化に経営資源を投入しています。新規事業の創出については、当社グループのコア技術を起点として、従来の事業領域を超えた新規キーマテリアルやサービスを新たなビジネスユニットとして複数創出することを目指しています。また、スタートアップ企業との協創や、産学連携による共同研究に積極的に取り組んでいます。

当連結会計年度の当社グループ全体の研究開発費は5,039百万円です。

以下、セグメント別に説明いたします。

(1) 基幹化学品事業

当社グループの基幹事業である電解事業につきましては、大幅な電力消費削減を目指した高効率電解槽技術の採用、および当該製造プロセスで併産される水素や硫酸製造プロセスで発生する余剰熱を活用し、CO2排出量削減に取り組んでいます。

また、アクリル事業モノマープラントにおいては、高度制御活用によるプラントのエネルギー効率向上、プラント運転操作の効率化など、最適運転システムの構築を検討し、一部プラントで実証を完了しました。現在他プラントへの展開に着手しています。

当セグメントに係る研究開発費は76百万円です。

(2) ポリマー・オリゴマー事業

アクリルポリマーを中心に機能性高分子材料の研究開発に取り組み、自動車や半導体・電子材料関連製品、化粧品分野など、幅広い分野に対応した高付加価値製品の開発を推進しています。光硬化型樹脂に関しては、短時間硬化による高い生産性と無溶剤という環境メリットを活かし、車載材料や電気・電子材料分野に向けた高機能製品の研究開発に取り組んでいます。

当セグメントに係る研究開発費は1,034百万円です。

(3) 接着材料事業

「アロンアルフア」で知られる瞬間接着剤については、さらなる用途拡大を目指し、独自技術に基づく高機能化製品の開発に注力しています。その他にも、様々な特徴を有する機能性接着剤の製品開発に精力的に取り組み、情報通信、電子材料、自動車などの成長分野に向けた各種高機能接着剤の開発を推進しています。

当セグメントに係る研究開発費は1,097百万円です。

(4) 高機能材料事業

独自の技術を活用した無機機能材料の研究開発を推進しています。無機イオン捕捉剤などの電子材料用添加剤のほか、環境アメニティ分野では、消臭剤、抗菌・抗ウイルス剤などの開発に加え、これらの加工技術についても注力検討しています。その他、半導体、電子材料に不可欠な材料として、高純度液化塩化水素、高純度アルカリ、高品位過塩化鉄液などを取り扱っています。

当セグメントに係る研究開発費は803百万円です。

(5) 樹脂加工製品事業

当社連結子会社のアロン化成株式会社では、同社の強みとする「製品開発力」「プラスチック加工技術」および「市場開拓力」を活かし、管材・建材事業、ライフサポート事業およびエラストマー事業を中心とした樹脂加工製品の研究開発を行っています。

当セグメントに係る研究開発費は632百万円です。

(6) その他の事業

研究開発全般のレベルアップを目指し、基盤コア技術研究所では、分析・評価技術や構造解析技術の向上、計算化学の活用による新規材料の設計、およびマテリアルズ・インフォマティクス(MI)の活用による研究支援に取り組んでいます。また、先端科学研究所では、京都大学iPS細胞研究所、東京大学大学院農学生命科学研究科をはじめ多くの研究機関との共同研究など、機能性ペプチドを用いたバイオテクロノロジー関連分野の研究開発に取り組んでいます。

当セグメントに係る研究開発費は1,394百万円です。

2021年12月 2022年12月 2023年12月
研究開発 4,391 4,748 5,039
売上対比 2.8% 3.0% 3.2%
単位:百万円

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