投資運用について知りたい記事をキーワードから探せます

タカラスタンダード(株)

事業内容(抜粋)

当社の企業集団は、当社と連結子会社2社(以下「当社グループ」という。)で構成され、住宅設備機器の総合メーカーとしてキッチン、浴室、洗面化粧台及びその他の住宅設備機器の製造販売を主な事業内容とし、更に事業に関連する研究、開発及びその他のサービス等の事業活動を行っております。

当社グループの事業に係る位置付け及び製造品目との関連は、次のとおりであります。
なお、次の2部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。

<住宅設備関連>
●主要な業務の内容
キッチン、浴室、洗面化粧台、その他の住宅設備機器の製造販売
●主要なグループ会社
当社
タカラ化工㈱

<その他>
●主要な業務の内容
倉庫事業、荷役作業の請負、不動産賃貸事業
●主要なグループ会社
当社
タカラ物流サービス㈱

住宅設備関連事業を製品部門別に示すと次のとおりであります。

<キッチン>
●主要製品
ホーローシステムキッチン、木製システムキッチン、コンパクトキッチン、キッチンセット、ホーロークリーンキッチンパネル、加熱機器、
レンジフード、各種収納機器、その他厨房機器
●製造会社
当社
タカラ化工㈱

<浴室>
●主要製品
システムバス、シャワーユニット、シャワー&トイレユニット、単体浴槽
●製造会社
当社
タカラ化工㈱

<洗面化粧台>
●主要製品
ホーロー洗面化粧台、木製洗面化粧台、洗面収納ユニット、
コンパクト手洗い、ホーロークリーン洗面パネル
●製造会社
当社
タカラ化工㈱

<その他>
●主要製品
住宅用トイレ、ホーロークリーントイレパネル、手洗器、各種収納機器、
電気温水器、エコキュート、石油及びガス給湯器、ホーロー壁装材、
金型、フリット、薄板鋼板ホーロー、その他の住宅設備機器
●製造会社
当社

経営成績

2022年3月 2023年3月 2024年3月
売上高 211,587 227,423 234,738
営業利益 14,428 10,940 12,427
単位:百万円

財政状態

2024年3月
自己資本比率 69.7%

セグメント情報

売上高構成比 セグメント利益率
住宅設備関連 100% 5%
その他 0% 56%

設備投資(抜粋)

当社グループは総額143億5千7百万円の設備投資を実施しており、住宅設備関連事業における部門別の内訳につきましては、以下のとおりであります。

なお、当連結会計年度において重要な設備の除却、売却等はありません。

(住宅設備関連事業)
・生産部門 11,170百万円(ホーロー生産工場の用地取得、生産能力増強及び生産性向上を目的とした自動化、省人化、「高品位ホーロー」の進化を中心とする研究・開発)
・営業部門 941百万円(営業拠点充実のためのショールームの移転及び改装)
・物流部門 289百万円(物流業務効率化を目的とした搬送設備の新設及び改修)
・システム・事務部門等 1,955百万円(事業環境の変化への対応並びに業務効率化を目的とした情報システムの刷新、社有施設の改修)
・合計 14,357百万円

2022年3月 2023年3月 2024年3月
設備投資 7,881 8,392 14,357
減価償却費 6,467 6,729 7,192
単位:百万円

研究開発(抜粋)

当社グループは住宅関連機器の総合メーカーとして、多様化する顧客のニーズを的確に捉えた商品を開発するため、当社グループ間での連携を強化しながら研究開発に取り組んでおります。また、一方では基礎的研究にも力を注ぎ、長期的な研究開発にも取り組んでおります。

 当連結会計年度におきましては、各商品群で積極的な新商品開発を行うとともに、独自のホーロー技術を核とした高付加価値商品の開発を通じて商品力の強化を図ってまいりました。

(住宅設備関連事業)

 キッチンにおきましては、ホーローシステムキッチンのフラッグシップモデル「レミュー」のモデルチェンジを実施いたしました。世界初となるホーロー3Dインクジェット印刷技術を活用することで、従来の技術では不可能であった扉の側面にも柄が施されるようになりました。扉全体で縦に繋がる大胆な柄や、天然木の特徴ある節の再現なども可能となり、まるで本物の無垢材のように美しく、より高級感のあるキッチンとなっております。カラーバリエーションも23色から32色へと拡大し、より多彩なデザインからお選びいただけるようになりました。

 また、2016年の発売以降、大変ご好評をいただいている「家事らくシンク」が、今まで以上に調理がしやすく、お手入れが簡単な「新・家事らくシンク」へと生まれ変わりました。従来の洗う・切る・捨てるの一連の作業をシンク内で効率的に行える機能性に加え、業界初となる水はけのよい傾斜付きのまな板やごみポケットの容量拡大、シンクに汚れがたまりにくい形状への見直しなど、さらなる利便性の向上を図っております。

 キッチンのパッケージプランでは「家事らくプラン」を新規設定いたしました。掃除道具などの衛生用品の収納に最適な引き出しや、調理前の食材や道具などを置いておく準備スペース「ホーローきれいエリア」に加え、シンク下にまで食器洗い乾燥機やゴミ箱スペースを備えたプランは業界唯一となります。

 レンジフードにおきましては、高い清掃性と意匠性を両立した最高級ホーロー製レンジフード「キープクリーンフード」を発売いたしました。内部を汚れにくくする独自の「フィルタリング構造」により、ファンを含む内部のお手入れは10年間不要です。また、普段のお手入れは手の届きやすい位置にあるホーロー製部品のみとすることで、お掃除にかかる時間と使用する水量の削減を実現いたしました。フード部分につきましては、お掃除のしやすさと重厚で優艶な品格にこだわり、継ぎ目のないフラットな造形にホーローを施した、独自の「ホーローシームレスフード」を採用いたしました。また、新たに搭載した「環境センサー」により、排気風量を自動で調節し、運転中の無駄な出力を抑えることで消費電力量を削減するなど、人と環境にやさしいレンジフードとなっております。この「キープクリーンフード」は家事負担を軽減し、よりよい暮らしを提供する製品と評価され、2023年度グッドデザイン賞を受賞いたしました。

 洗面化粧台におきましては、最高級シリーズ「エリーナ」のモデルチェンジを実施いたしました。ホーローシステムキッチン「レミュー」と同様、世界初のホーロー3Dインクジェット印刷技術を盛り込んだ新扉デザインを採用いたしました。扉・引手のカラーバリエーションを拡大するとともに、マットブラックの水栓の設定など、トレンドデザインを大幅に強化しております。また、玄関横などのスペースにも設置できることで発売以来好評を博しております「コンパクト手洗い」においては、新形状のホワイトボウルタイプを追加いたしました。

 当社グループ独自のホーロー技術開発につきましては、上記のように種々の商品で展開を行っておりますが、当社グループの最重要中核技術として引き続き基礎研究から応用技術開発まで注力し、その成果を順次新規商品に展開してまいります。

 当連結会計年度において支出した研究開発費の総額は以下のとおりであります。

・住宅設備関連 1,424百万円
・その他 (注)-
・合計 1,424百万円

(注) 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであります。

2022年3月 2023年3月 2024年3月
研究開発 1,395 1,444 1,424
売上対比 0.7% 0.6% 0.6%
単位:百万円

SNSに投稿


ご利用上の注意

  • 当社サイトは定期的に更新されますが、全ての情報についての最新性は保証いたしかねます。