SMC(株)
事業内容(抜粋)
当社及び子会社74社(連結子会社44社、非連結子会社30社)(2023年3月31日現在)から成る企業集団は、ファクトリー・オートメーション(FA)に欠かせない要素機器である自動制御機器(方向制御機器、駆動機器、空気圧補助機器などの空気圧機器のほか温調機器、センサー等)を製造・販売する「自動制御機器事業」を営んでおります。
経営成績
2021年3月 | 2022年3月 | 2023年3月 | |
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売上高 | 552,178 | 727,397 | 824,772 |
営業利益 | 153,355 | 227,857 | 258,200 |
財政状態
2023年3月 | |
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自己資本比率 | 88.1% |
セグメント情報
売上高構成比 | セグメント利益率 | |
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日本 | 21% | - |
米国 | 12% | - |
中国 | 27% | - |
アジア(中国を除く) | 18% | - |
欧州 | 17% | - |
その他 | 4% | - |
設備投資(抜粋)
当社グループは、中長期的な売上増に備えた生産能力の確保と、非常時においてもグローバルな製品供給を継続できる体制の確立を目指して、生産及び物流拠点の新・増設を積極的に進めるとともに、研究開発拠点の移転用地を取得したほか、合理化・コストダウン・環境負荷の低減のための新規設備の導入や金型の更新等を実施いたしました。当期の設備投資の総額(無形固定資産を含む。)は、81,592百万円(前期比2.3%減)となりました。
2021年3月 | 2022年3月 | 2023年3月 | |
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設備投資 | 27,439 | 83,499 | 81,592 |
減価償却費 | 18,585 | 20,557 | 25,767 |
研究開発(抜粋)
当社グループは、世界各国・地域のルールやニーズに沿った製品開発を行い、IoTやスマートファクトリーの進展など市場環境の変化に対応するため、自動制御技術及びその周辺技術に関する研究開発活動を実施しております。
これら研究開発活動の中核を担うのは、当社の筑波技術センターであり、さらに米国、英国、ドイツ、中国に設けた技術センターが、各地のお客様のニーズや技術情報を収集し迅速に共有するなど、緊密な連携を図っております。
自動制御機器事業においては、半導体製造装置、自動車、工作機械、医療機器、食品機械、プラント、流体・粉末搬送、一般産業機械など多種多様な用途に適応した製品機種の拡充に加え、省エネ・省スペース・軽量化などの性能向上と、生産コスト及び環境負荷物質の削減を実現する新製品開発に取り組んでおります。
当該事業の主な研究開発テーマ及び開発機種等は下表のとおりであり、当期の研究開発費は27,361百万円(前期比16.6%増)であります。
<1方向制御機器の開発>
開発機種あるいは拡充機種
・オールインワンマニホールド
・小型・軽量化ソレノイドバルブ
・ダンプバルブ
・残圧排気弁付サプライストップ弁スペーサ付
・低背型2・3ポートバルブ
・新2ポートバルブ
・パルスバルブ
・薬液用エアオペレートバルブ
・小型薬液用バルブ
<2駆動機器の開発>
開発機種あるいは拡充機種
・新型パワークランプシリンダ
・耐環境シリンダ
・長寿命シリンダ 各シリーズ化
・コンパクトガイド付薄型シリンダ
・ステンレスシリンダ 無調整クッションタイプ
・エアスライドテーブル サイズ32追加
・次世代ロータリアクチュエータ
・電動アクチュエータ大型ロッドタイプ
・電動アクチュエータコントローラ内蔵2点動作仕様
<3汎用温調機器の開発>
開発機種あるいは拡充機種
・半導体業界向けチラー
・レーザ用チラー
・小型サーモコン
<4高性能FA機器の開発>
開発機種あるいは拡充機種
・イオナイザ バーコントローラ一体型タイプ
・簡単電動アクチュエータ一体型コントローラ
・ワイヤレス小型無線
・フィールドバス真空マニホールド
・圧力センサ内蔵スペース形真空エジェクタ
・金属プレス対応すべり止めパット
<5補器類・その他>
・パイロットチェックバルブ
・減速コントローラ
・2圧制御レギュレータ
・ワンタッチ管継手付ステンレススピードコントローラ
・金属エルボタイプ スピードコントローラ
・目詰まり監視用差圧スイッチ
・インパクトブローガンのバリュエーションアップ
・協働ロボット用グリッパの標準化
2021年3月 | 2022年3月 | 2023年3月 | |
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研究開発 | 20,874 | 23,457 | 27,361 |
売上対比 | 3.8% | 3.2% | 3.3% |